目次

  1. 新人も幹部も、みんなが「リーダー」
  2. ファッション事業立ち上げ 必要な3つの理念
  3. 健全なディスカッションを生むために

前回のテーマ「目標設定」では、業務目標を前提にしたお話をしました。業務目標設定は多くの会社で導入していると思います。

一方で、実はアマゾンではもう1つ別の目標設定をする必要がありました。それは、「リーダーシップゴール」と言われる行動目標のようなものです。

これは、例えば「Dive Deep(より深く考える)を強化する」。

その内容は、「リーダーは常にすべての階層の業務に気を配り、詳細な点についても把握します。頻繁に現状を検証し、指標と個別の事例が合致していないときには疑問を呈します。リーダーが関わるに値しない業務はありません」で、具体的には、部下との定期的なミーティングを設けることでリスクや課題をタイムリーに把握し、解決するというような目標を設けます。

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アマゾンでは「リーダーシップゴール」の達成度も昇給・昇格に大きく影響します。もっというと、昇格していく過程では、行動目標の方が重視されます。

ですから、どの社員もこの行動目標を業務目標と同様に、上司とともにとことん話し合って決めていきます。業務目標が達成できていても、行動目標の達成度が低いと評価されにくい仕組みになっているのです。

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