目次

  1. 堺一文字光秀とは
  2. アトツギ写真部がYoutube取材へ

　堺一文字光秀とは、慶安初期の刀匠、一文字成宗をルーツとする包丁ブランド。初代田中久香が大阪の道具屋筋に店舗を構え、2000～3000種類の包丁が並べられています。現在は、田中諒さんが3代目の代表を務めています。

「天下の台所」と呼ばれ、食の都として発展した大阪の厨房機器専門店街、道具屋筋に店を構えた「一文字厨器」の3代目田中諒さん（右端）。江戸時代初期の刀匠、一文字成宗をブランドのルーツとし、初代田中久香さんが店をオープンして60年超。今では2000種類以上の包丁がそろう店になった

　アトツギ写真は「後継ぎが持つ課題を写真・ビジュアルの力で相互に解決する」という考えのもと、利他の精神をもって活動する写真コミュニティです。今回は、巽クレアティフの高栁実さんとエナテックの榎並幹也さんが店へ取材に訪れました。

　前半では、店舗内を歩きつつ、料理人に重用されている秘密に迫ります。在庫品をスマートフォンで管理できるようにするなど田中さんの業務改善、人材採用についても聞きました。

　後半では、堺の包丁文化を次世代につなぐために何ができるか。堺の鉄砲職人がルーツという榎並さんと話し合いました。