目次

  1. 助成対象者
  2. 助成対象の事業
  3. 助成対象経費
  4. 助成率・助成限度額
  5. 応募期間、いつからいつまで?
  6. 採択に向けてのポイント
  7. 募集要領

 広島県内に本社または主たる事務所を有する中小企業者が対象です。

 付加価値や利益率向上、新たな需要や雇用を創出等に向けた以下の取り組みのうち、「試作開発」「試験評価」が対象になります。

  1. 新製品・新技術の研究開発
  2. 新たなソフトウェアの研究開発
  3. 新たなサービス創出のための研究開発

 具体的には、以下のような事業が一例として紹介されています。

新製品・新技術の研究開発

飛躍的に利益率を高めるための組立作業の省力化を可能にする新たな溶接ロボットの開発
CO2排出目標を達成するための超軽量・高強度かつ高効率な自動車用●●●部品の開発
コロナ社会において必要性が増す高度な遠隔診療を実現するための新たなウェアラブルセンサの開発

新たなソフトウェアの研究開発

●●(農産物)生産での省力化と高収穫・利益化を実現するための統合環境AI制御システムの開発
量販チェーンでのデッドストックを削減し利益改善を図るための 物流最適化システムの開発
AIによる児童の学力判定と、個々の学力強化に適した個別教材の自動作成システムの開発

新たなサービス創出のための研究開発

コロナ渦の飲食店での完全非接触な安全営業を可能にするための滅菌機能付配膳ロボットの開発
インフラ補修点検の飛躍的なコスト削減を可能にするためのドローンを用いた点検システムの開発
独居老人の安心な見守りを実現するための新たなIoTデバイスの開発

 助成対象となる経費は以下の通りです。

物品費(機械装置備品費、保守改造修理費、外注加工費、消耗品費)
専門家指導費(謝金、報酬費)
旅費(従業員旅費、専門家旅費)
委託外注費(委託費、外注費)
諸経費(賃貸借費、知財関連費、調査費、クラウド利用費、その他経費)
直接人件費

 助成率は、助成対象経費の2/3以内、助成限度額は500万円です。

 応募は2023年3月17日開始、4月27日(15時必着)までです。4月17日までに事前相談期間を設けているので事前に確認しておきましょう。二次募集は、8月中旬~10月中旬を予定しています。

 採択されるポイントについても事前に公表されています。

  • お金さえかければ実現できる取組ではないこと
  • 実施主体は、あくまでも事業化の実現を目指す事業者であること
  • 定量的な目標、目標達成の課題、課題解決の具体的方策が設定されていること
  • この課題の解決に、相応な人・モノ・金・情報を駆使し、自らの主導で対峙できること
  • 事業化のために最低限必要となる人材や資金、技術が備わっていること

 募集要領などの必要書類は、ひろしま産業振興機構の公式サイトで入手してください。