【写真特集】下請けだけじゃない 中小企業の技術がつまった独自製品
中小企業は下請け業務が多いことなどから、その高い技術になかなか光があたりません。いっぽうで近年は、自社の技術とアイデアの組み合わせによって、下請けではないオリジナル製品が次々に生まれています。中小企業の技術がつまったユニークな製品を、写真で紹介します。
中小企業は下請け業務が多いことなどから、その高い技術になかなか光があたりません。いっぽうで近年は、自社の技術とアイデアの組み合わせによって、下請けではないオリジナル製品が次々に生まれています。中小企業の技術がつまったユニークな製品を、写真で紹介します。
東京都立川市の工業用シールメーカー「コスモテック」は、「身につけるメモ」を開発し、医療従事者を中心に愛用されています。2代目社長の高見澤友伸さんは、リーマン・ショックを機に下請けから方向転換し、自社製品の開発に乗り出しました。
福岡県古賀市の増田桐箱店は、1929年創業の桐箱製造販売会社です。3代目社長になった藤井博文さんは、それまで脇役だった桐箱を「主役」に転換。創業以来初の自社開発商品「米びつ」をヒットさせ、海外への販路も拡大させました。
国内のさまざまな町工場が参加する「町工場プロダクツ」は、普段は表に出ない町工場の技術力や熱量を発信しようと、試作品などを持ち寄ってギフトショーへの共同出展を始めました。個々では埋もれがちだった技術を集めて発信することで、「渋谷ロフト」などで特設コーナーができるまでになりました。
「wemo」は医療従事者らに重宝されています
東京都内のメーカー「コスモテック」のフラッグシップとなったウェアラブルメモ「wemo」(画像はすべて筆者作成または提供)
初の自社商品となった米びつ(同社提供)
クラウドファンディングで販売する木製オセロ「haco toy osero」
推しのキャラクターとあわせられる側島製罐のカラフルな缶
タシロのアウトドア製品「3WAYピザ窯」
シマワの無電源スピーカー「oto」
昌栄工業のホーロー製キッチン用品
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