甘納豆で知られる和菓子の老舗「雪華堂」廃業へ 2023年5月で全店閉店
東京都練馬区を中心に甘納豆などの和菓子店を展開してきた「雪華堂」は廃業に向けて公式サイトなどで2023年5月30日までに全店閉店することを明らかにしました。SNSや公式サイトは5月20日で閉鎖するといいます。平和台・千川・江古田駅前の3店舗は、甘納豆専門店の銀座鈴屋が承継し、6月9日から営業を再開予定です。新店舗では、雪華堂と銀座鈴屋の商品を取り扱う予定です。
東京都練馬区を中心に甘納豆などの和菓子店を展開してきた「雪華堂」は廃業に向けて公式サイトなどで2023年5月30日までに全店閉店することを明らかにしました。SNSや公式サイトは5月20日で閉鎖するといいます。平和台・千川・江古田駅前の3店舗は、甘納豆専門店の銀座鈴屋が承継し、6月9日から営業を再開予定です。新店舗では、雪華堂と銀座鈴屋の商品を取り扱う予定です。
雪華堂は、甘納豆をはじめとする和菓子の老舗で、練馬区を中心に7店舗を運営していました。
看板商品である甘納豆の特徴について「専門の職人により糖分が結晶化し表面が硬くなる前に仕上げる。東京を中心とした関東地方の限られた地域の伝統の味です。豆の風味を堪能できる優しい甘さで表面がしっとりと柔らかい食感が特徴です」と紹介しています。
創業は、明治12年(1879年)。会社の設立は昭和27年(1952年) 3月20日。
雪華堂のTwitterアカウントでは、店の由来を次のように紹介しています。
「当時の銘菓としていた『金平糖』を大恩ある徳川家に献上いたしたところ。 徳川公が大変喜ばれ 『まるで雪の華のようだ」』と形容され『以後は雪華堂栄屋と名乗るがよかろう』とのお言葉を頂戴いたしております。時に明治12年。これが、当堂「雪華堂」の屋号の謂れとなります」
雪華堂の各店舗は順次閉店しています。
SNSアカウントや公式サイトは5月20日に閉じる予定で、雪華堂によると、その後廃業の手続きを進めるといいます。
雪華堂によると、平和台・千川・江古田駅前の3店舗は5月30日に閉店します。この3店は、1951年創業の甘納豆専門店の「銀座鈴屋」が承継し、6月9日から営業を再開予定です。
新店舗では、雪華堂と銀座鈴屋の商品を取り扱う予定です。詳しい商品メニューはまだ決まっていないものの、甘納豆や涼菓は、銀座鈴屋の商品を販売するといいます。
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