建築工事の安全衛生対策項目の確認表とは 国土交通省、ひな形を無料公開
建築工事の安全衛生対策項目の確認表とは、元請けと下請けの請負契約などで行う建設工事で必要となる安全衛生対策項目を、労働安全衛生法(安衛法)や労働安全衛生規則などをベースに抽出し、安衛法の章立てに基づき整理して、主要な項目としてまとめたものです。国土交通省がひな形として公表しました。
建築工事の安全衛生対策項目の確認表とは、元請けと下請けの請負契約などで行う建設工事で必要となる安全衛生対策項目を、労働安全衛生法(安衛法)や労働安全衛生規則などをベースに抽出し、安衛法の章立てに基づき整理して、主要な項目としてまとめたものです。国土交通省がひな形として公表しました。
国交省は、建設工事における安全衛生経費について「労働災害防止対策を適切に実施する上で必要な経費であり、安全衛生経費が下請負人まで適切に支払われることが重要だ」と説明しています。
確認表をつくるきっかけとなったのは、国交省の検討会の議論です。元請け-下請け間における安全衛生対策の認識のズレの解消や安全衛生意識の共有を図るため、「安全衛生対策項目の確認表」と安全衛生経費の内訳明示のための「標準見積書」の作成・普及などの案が示されました。
確認表は、基本的に元請け-下請け間などの請負契約で行う建設工事で必要となる安全衛生対策項目を挙げています。とくに、「対策の実施分担」・「費用負担」を確認する必要性が高い項目については、チェック欄となっています。国交省の公式サイトからダウンロードできます。
確認表は、注文者から下請負人へ見積条件を提示するとき、または民間発注者(個人含む)へ重要事項説明時に用いることを想定しています。
各対策項目に含まれる具体例をいくつか紹介します。
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