新東名・東名高速で通行止め解除 東海道新幹線も運転再開 台風17号で大雨
杉本崇
(最終更新:)
近畿地方に上陸した台風7号は8月16日、日本海に抜けましたが、広範囲に影響が残っており、引き続き警戒が必要です。NEXCO中日本によると、大雨のため、午前中から静岡県を通る新東名高速道路の新富士-新清水間と、東名高速道路の富士-清水JCT間が通行止めとなるなど東西をつなぐ交通網に大きな影響が出ています。新東名高速は22時30分ごろ通行止めを解除しました。東名高速も23時15分ごろ通行止めを解除しました。JR東海は、14時10分から東海道新幹線の運転を再開しています。
新東名・東名とも通行止め解除 国道1号の渋滞に注意
気象庁の公式サイトの「雨雲の動き」によれば、8月16日11時40分時点で、静岡県と岐阜県で大雨が観測されていました。
この影響で、iHighway中日本(NEXCO中日本)によると、東名高速と新東名高速が通行止めとなりました。国道1号は通行可能でしたが、夜になっても静岡市の薩埵(さった)峠を映すライブカメラでは、渋滞する様子が確認できます。
新東名高速の新富士-新清水間は10時21分から通行止めが続いていましたが、大雨で損傷した路面の補修や安全確認を行い、22時30分ごろ、上下線ともに通行止めを解除しました。
東名高速も沼津-清水JCTなどで11時13分から通行止めが続いていましたが、大雨で損傷した路面の補修や安全確認を行い、23時15分ごろ、上下線とも通行止めを解除しました。
また、岐阜県を通る東海北陸道も一部区間で通行止めとなっていましたが、21時15分ごろ解除されました。引き続き交通情報に注意してください。
東海道新幹線・山陽新幹線は運転再開
JR東海によると、東海道新幹線は三島-静岡駅間の雨規制の影響により、8時28分ごろから全線で運転を見合わせていましたが、14時10分に、すでに運転していた列車から順次運転を再開しました。
ただし、列車の運休や行先変更を行う予定もあり、平常運転にはしばらく時間がかかる見込みです。JR東海は「雨の状況によっては、本日の運転を取りやめる恐れもあります。本日のご旅行の延期を含め、ご検討ください」と呼び掛けています。
山陽新幹線にも影響がでているため、東京駅と博多駅の間の上下線で運転を見合わせていましたが、12時29分に運転を再開しました。
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この記事を書いた人
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杉本崇
ツギノジダイ編集長
1980年、大阪府東大阪市生まれ。2004年朝日新聞社に記者として入社。医療や災害、科学技術・AI、環境分野、エネルギーを中心に取材。町工場の工場長を父に持ち、ライフワークとして数々の中小企業も取材を続けてきた。
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