目次

  1. エクスプレス予約とは
    1. エクスプレス予約の新幹線料金見直し対象商品
    2. エクスプレス予約の見直し内容
    3. EX予約サービスの主な区間の発売額
  2. スマートEXとは
    1. スマートEXの料金見直し対象商品
    2. スマートEXの主な区間の発売額
  3. エクスプレス予約・スマートEXの値上げ、いつから?
  4. なぜ値上げ?

 エクスプレス予約とは、東海道・山陽・九州新幹線の有料の会員制ネット予約サービスです。年会費はかかりますが、東海道・山陽・九州新幹線(東京~鹿児島中央間)を会員価格で利用できます。

 今回の料金の見直し対象商品は、EX予約サービス・EX予約サービス(往復割引)・e特急券です。

 9月30日発売分から以下の変更があります。

  • 普通車自由席は現在と同額に据え置き
  • 普通車指定席・グリーン車は、所定の運賃・料金からの割引を縮小
  • シーズン別(通常期・閑散期・繁忙期・最繁忙期)の料金を設定
  • 「のぞみ」または「みずほ」の利用時は一般の特急券と同額の加算額を適用

 大人1人・片道・普通車指定席・通常期を例に、EX予約サービスの料金がどう変わるかを紹介します。※カッコ内は所定運賃・料金からの割引額

区間 値上げ後のEX予約料金 EX予約の値上げ額
東京⇔静岡 6,160 円(▲310円) +420円
東京⇔名古屋 10,880 円(▲420円) +570円
東京⇔新大阪 14,230 円(▲490円) +610円
東京⇔岡山 17,220 円(▲550円) +920円
東京⇔広島 19,180 円(▲580円) +1190円
新大阪⇔博多 15,640 円(▲380円) +1040円
新大阪⇔熊本 19,240 円(▲380円) +940円
新大阪⇔鹿児島中央 22,670 円(▲380円) +940円

 スマートEXとは、東海道・山陽・九州新幹線(東京~鹿児島中央)の新しいネット予約&チケットレスサービスです。年会費無料ですが、新幹線は、駅窓口での発売額とほぼ同額です。

 今回の料金の見直しの対象商品は、スマートEXサービス・スマートEXサービス(往復割引)で、見直し内容は以下の通りです。

  • 東海道新幹線完結区間(東京~新大阪)及び九州新幹線完結区間(博多~鹿児島中
    央)は現在と同額に据え置き
  • 山陽新幹線に係る区間(東海道新幹線及び九州新幹線にまたがって利用する場合を含む)では、「のぞみ」または「みずほ」の普通車指定席及びグリーン車を利用時の加算額を一般の特急券と同額に改定

 大人1人・片道・普通車指定席・通常期を例に、スマートEXの料金がどう変わるかを紹介します。※カッコ内は所定運賃・料金からの割引額

区間 値上げ後のスマートEX スマートEX値上げ額
東京⇔岡山 17,570 円(▲200円) +110円
東京⇔広島 19,560 円(▲200円) +320円
新大阪⇔博多 15,820 円(▲200円) +420円
新大阪⇔熊本 19,420 円(▲200円) +420円
新大阪⇔鹿児島中央 22,850 円(▲200円) +420円

 エクスプレス予約・スマートEXの値上げは、2023年9月30日5時30分発売分からです。

 値上げ理由について、JR東海は次のように説明しています。

 「新幹線と、ホテルや旅先での交通手段、観光プラン等のご旅行全体をシームレスに予約・決済いただく『EX-MaaS(仮称)』の導入や、ご乗車日の約1年前から指定席をお申し込みいただけるようになるなど、一層のサービスの充実を予定しており、これを機に『エクスプレス予約』について、新たな価格体系へ移行します」