「ガスコンロの火がつかない」修理依頼前に電池交換 ガス事業者が呼びかけ
「コンロの火がつかない。ガス屋さん来て、と電話する前に単一の電池を2本買ってきて交換してください」。年末年始に向けて、X(旧Twitter)でそう呼び掛けているのは、京都市でガス機器の設置やメンテナンスを手掛ける「嵯峨ガスセンター」の5代目中村太亮(たいすけ)代表取締役です。年末年始、ガスコンロに火がつかなくなり、近くの店舗に連絡がつかない場合でも、慌てずにまず電池交換から試すよう勧めています。
「コンロの火がつかない。ガス屋さん来て、と電話する前に単一の電池を2本買ってきて交換してください」。年末年始に向けて、X(旧Twitter)でそう呼び掛けているのは、京都市でガス機器の設置やメンテナンスを手掛ける「嵯峨ガスセンター」の5代目中村太亮(たいすけ)代表取締役です。年末年始、ガスコンロに火がつかなくなり、近くの店舗に連絡がつかない場合でも、慌てずにまず電池交換から試すよう勧めています。
嵯峨ガスセンターの中村さんによると、ガスコンロの火がつかない原因は様々ですが、これまで対応してきた半数以上は「電池切れ」によるものでした。
現在のガスコンロの多くは、点火に乾電池を使っています。ガス漏れ検知など安全装置にも使っているため、ガス会社も定期的な電池交換を呼び掛けています。
なかなか点火しないとき、次第にガス臭がしてきて、焦ってしまう人も少なくないといいます。
「怖いからとりあえず修理に来て!」
しかし、年末年始など長期休暇に入ると、店舗と連絡がつかない場合もあります。そこで、中村さんはX(旧Twitter)に次のように投稿しました。
最近のガスコンロは、1〜2年で電池の交換が必要となる機種も多く、気が付かないうちに電池切れになっているケースが多いといいます。電池が減ってくると、点火時のチチチの音のペースがゆっくりになるので、点火時の音が目安の一つになるといいます。
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ガスコンロの電池の格納場所は、メーカーや型式でまちまちです。そのため、ガスコンロの取扱説明書で確認することをお勧めしています。
手元にない場合でも、ガス会社やガスコンロのメーカーの公式サイトに掲載されている場合もあります。また、単一電池を使うコンロが多いのですが、単二電池の場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
このほか、年末の大掃除で、点火プラグが濡れてしまっていたり、バーナーキャップと呼ばれる部品がずれてしまったりして火がつかないケースも多いそうです。
「さらに、ガスの元栓が少し閉まっていたり、ガスコンロの安全装置がかかってしまっていたりすることも考えられます。元栓が開いており、買ってきた電池に入れ替えて、バーナーキャップの位置もバッチリなのに火がつかないとなれば、ガス屋を呼んで下さい」
ガスコンロ以外では、浴槽に自動でお湯をためる「自動お湯はり機能」の問い合わせも多いそうです。
ふろ自動湯はりでお湯が出たり止まったりを繰り返すことについて、中村さんは「これは、正常な動きです」と話します。
自動お湯はり機能は、設定湯量までずっとお湯を出し続けるのではなく、何度か停止しては浴槽の栓が抜けて空になっていないかなどを確認しているといいます。
しかし、そのことを知らずにお湯はりの途中で、止まっているのを見ると「故障かな?」と不安にもなります。
そこで、中村さんは「お湯はりボタン押したら途中で見たりせず、リビングでくつろいでください」と投稿しました。途中で自動お湯はりボタン押したり消したりすることも勧めていません。
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