Excel(エクセル)の$の意味 $の位置で変わる絶対参照と複合参照
Excel(エクセル)の$(ドルマーク)の意味は「参照先の固定」を意味します。数式のコピーを自動入力する「オートフィル」機能を使う場合に、$を入力しておくと、参照するセルの位置を固定したり、行または列だけを固定できたりします。ただし、$の入力位置によって絶対参照か、複合参照かが変わります。ショートカットキーでF4を使えば入力も簡単です。
Excel(エクセル)の$(ドルマーク)の意味は「参照先の固定」を意味します。数式のコピーを自動入力する「オートフィル」機能を使う場合に、$を入力しておくと、参照するセルの位置を固定したり、行または列だけを固定できたりします。ただし、$の入力位置によって絶対参照か、複合参照かが変わります。ショートカットキーでF4を使えば入力も簡単です。
目次
たとえば、請求書の税込額を打ち込んだセル(A2~A6)を参照して、B2~B6のセルに消費税を自動計算するとき、まずB2のセルに
=A2*0.1
と打ち込めば、A2の数値をもとに計算してくれます。
さらに、B2のセルの右下にある「フィルハンドル」をクリックしたまま、B6のセルまで引っ張るとA6までの税込額をもとに自動計算してくれます。これが「オートフィル」機能です。
B3で参照するセルはA3、B4で参照するセルはA4…と、セルを移動していくと参照位置も移動する「相対参照」が既定となっています。
相対参照に対し、参照するセルを移動させたくない場合は、数式に「$」を入れておきましょう。Excel(エクセル)の$の意味は、「参照先の固定」を意味します。
マイクロソフトの公式ブログによると、$の入力位置によって、絶対参照か、複合参照かが変わります。
絶対参照とは、行と列を固定したセルを参照する方法のことを指します。具体的には列番号と行番号それぞれの前に「$」を付け、「$B$2」のように入力します。
すると、オートフィル機能を使っても、参照するセルは移動しません。
複合参照とは、列と行の一方だけを固定する方法のことを指します。複合参照では、行と列どちらを固定するかによって「$」を付ける位置が変わります。たとえば、行を固定する場合は「B$2」、列を固定する場合は「$B2」とします。
$の入力が面倒な時はショートカットキー「F4」を使うと、時短につながります。
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