イトーヨーカドーから他社へ承継する店舗一覧 北海道と東北・信越地方
セブン&アイ・ホールディングス傘下の、スーパー大手のイトーヨーカドーが北海道、東北、信越地方から撤退することになり、運営会社「イトーヨーカ堂」(東京都千代田区)は、2024年8月~2025年3月ごろに他社へ事業承継する店舗一覧を明らかにしました。「地域経済への影響を鑑み、お客様の継続したお買い物場所の確保や雇用の維持を目的」とすると説明しています。
セブン&アイ・ホールディングス傘下の、スーパー大手のイトーヨーカドーが北海道、東北、信越地方から撤退することになり、運営会社「イトーヨーカ堂」(東京都千代田区)は、2024年8月~2025年3月ごろに他社へ事業承継する店舗一覧を明らかにしました。「地域経済への影響を鑑み、お客様の継続したお買い物場所の確保や雇用の維持を目的」とすると説明しています。
イトーヨーカドーの公式サイトによると、セブン&アイ・ホールディングスの中核企業の一つで、1920年に創業した総合スーパーです。
収益性が落ち込むなか、アパレル事業からの完全撤退に加え、2023年2月末時点の126店舗から33店舗減らして首都圏へのフォーカスを加速させ、2026年2月末までに93店まで縮小する計画を立てています。
その一環で、2024年2月9日には北海道と東北、信越地方の17店を閉鎖すると発表し、他社へ事業承継する店舗の一覧を公表しました。
OIC(オイシー)グループは、食品スーパー「ロピア」、ホームセンターとスーパーが融合した「スーパーバリュー」を運営しています。2023年には、TVでおなじみのアキダイも参画。2023年に「ロピア・ホールディングス」から「OICグループ」に社名変更しました。
以下のイトーヨーカドー9店舗をOICグループが譲り受ける予定です。
イトーヨーカドー屯田店…2024年8月ごろ
イトーヨーカドー琴似店…2025年1月ごろ
イトーヨーカドー青森店…2024年8月ごろ
イトーヨーカドー弘前店…2024年10月ごろ
イトーヨーカドー花巻店…2025年2月ごろ
イトーヨーカドー丸大新潟店…2025年3月ごろ。これには、株式会社丸大の株式譲渡が伴います。
イトーヨーカドーアリオ上田店…2025年2月ごろ。ただし、アリオショッピングセンターは営業を継続し、イトーヨーカ堂が運営する食品売場へOICグループが出店する形態となります。
ヨークベニマルは、福島県に本社があり、東北南部から関東北部を中心に展開するスーパーマーケットで、セブン&アイ・ホールディングスの子会社です。そのため、以下のイトーヨーカドー石巻あけぼの店は、グループ会社間での承継となります。
イトーヨーカドー石巻あけぼの店…2025年3月ごろ。ただし、これには株式会社サンエーの株式譲渡が伴います。
ダイイチは、北海道帯広、旭川、札幌の3エリアで展開するスーパーです。イトーヨーカドーアリオ札幌店の承継を予定しています。
イトーヨーカドーアリオ札幌店…2025年3月ごろ。ただし、アリオショッピングセンターは営業を継続し、イトーヨーカ堂が運営する食品売場へダイイチが出店する形態となります。
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