目次

  1. Googleカレンダーの予約スケジュール機能とは
    1. 自動更新で重複を回避できる
    2. 予約ページを共有する
    3. 予約時にユーザーから情報を取得できる
  2. 予約スケジュール機能、無料版と有料版の違い
  3. 予約ページの作り方
  4. 予約スケジュールの共有
    1. 予約スケジュールのリンクを共有する
    2. 予約スケジュールボタンをウェブサイトに追加する
  5. 予約に対してメール確認を必須にする方法
Googleカレンダーの予約ページ
Googleカレンダーの予約ページ

 Googleカレンダーとは、Googleが提供するスケジュール管理ツールです。このGoogleカレンダーに、予約スケジュール機能が追加されています。取引先や顧客に予約ページのリンクを共有したり、サイト上に埋め込んだりすることで、会議や店舗の予約に利用できます。

 Googleカレンダーによると、次のような特徴があります。

 予約ページを閲覧する取引先や顧客には予約可能な枠のみが表示され、カレンダーに他の予約が追加されると、空き状況も更新されるため、自動更新で予約の重複を回避できます。

 予約ページに直接アクセスできる短縮リンクを取引先や顧客に共有したり、ウェブサイトに予約スケジュールボタンを配置したりできます。

 予約フォームをカスタマイズすれば、予約時に取引先や顧客に情報の入力を求めることができます。

 Googleカレンダーのスケジュール機能は無料版でも利用できますが、予約ページは1つまでと機能制限があります。Google WorkspaceやGoogle Oneなど有料版には次のような機能があるといいます。目的によって使い分けるのがよいでしょう。

  • 専用の予約スケジュールと予約ページで利用できるさまざまな種類の予約
  • 予約を入れたユーザー宛ての自動リマインダー メール
  • 予約スケジュールに共同主催者を20人まで追加可能
  • 予備のカレンダーで予約スケジュールを作成
  • 予約の際に支払いを求める
  • メール確認によるスパム予約の回避
  • Googleカレンダー上で予約スケジュールを作る方法

 Googleカレンダーヘルプによると、予約スケジュールを作るには、次の手順で進めてください。

Googleカレンダーの左上の[作成]
Googleカレンダーの左上の[作成]
  1. Googleカレンダーを開く
  2. 左上の[作成]から[予約スケジュール]を選択
  3. タイトルを入力(予約ページのリンクを知っているユーザーすべてが閲覧できる)
  4. 予約の長さを設定
  5. 予約可能な日付・時間などを設定

 基本情報を設定し終えたら[次へ]を選択してください。つぎは、予約ページを作成します。

[予約スケジュール]の設定
[予約スケジュール]の設定

 予約ページは次のような設定ができます。

予約ページの設定画面
予約ページの設定画面
  • 予約ページの写真と名前を編集
  • 予約の場所と会議に関するオプションを選択(Google Meet、対面会議、電話、なし/後で指定)
  • 予約ページと確認メールに表示される「説明」を追加
  • 予約フォームで入力してもらう項目を選択
予約ページと確認メールに表示される「説明」
予約ページと確認メールに表示される「説明」

 予約ページの機能は、無料版の場合、予約の支払いやリマインダー機能などに一部制限がありますので注意してください。予約ページ上では、左上のリンクをクリックすると、他ユーザーからの見え方も確認することができます。

 予約スケジュールと予約済みの予定は、Googleカレンダー上に表示されます。Googleカレンダー上で[参加]または[未定]を選択すると、予約済みの時間帯は予約ページ上で表示されなくなります。

 取引先や顧客と予約スケジュールを共有するには、次のような方法があります。

予約ページの共有画面
予約ページの共有画面

Googleカレンダーを開く
カレンダーに表示されている予約スケジュールをクリック
[予約ページを開く]の横にある共有ボタンをクリック
カレンダー上のすべてのサービスのリンクを共有するには[すべての予約スケジュール]を選択または特定のサービスのリンクを共有するには[1つの予約ページ]をクリック
[リンクをコピー]をクリック

Googleカレンダーの予約ページをウェブサイトに埋め込むための画面
Googleカレンダーの予約ページをウェブサイトに埋め込むための画面

カレンダーに表示されている予約スケジュールをクリック
[予約ページを開く]の横にある共有ボタンをクリック
[ウェブサイトに埋め込む]を選択し、カレンダー上のすべてのサービスのボタンを作成するには[すべての予約スケジュール]を、カレンダー上の特定のサービスのボタンを作成するには[1つの予約ページ] をクリック
[ポップアップを開くボタン]でボタンのテキストと色を編集できる(省略可)
ウェブサイトにボタンを追加するために[コードをコピー]をクリック
ウェブサイトのHTMLにコードを貼り付ける

 予約ページをウェブサイトに埋め込むには[インラインの予約ページ]で予約ページの幅と高さを編集して埋め込みコードをコピーしてください。

 不特定多数の顧客が予約する場合、不正な予約を防ぐため、自分のメールアドレスの確認を行わないと、予約のスケジュール設定を完了できないようにすることもできます。

[メール確認を必須にする]のチェックボックス
[メール確認を必須にする]のチェックボックス

 その場合は、[予約フォーム]セクションの[メール確認を必須にする]の横にあるチェックボックスをオンにして、[保存] をクリックしてください。

 Googleアカウントにログインしていないユーザーが予約する場合、メールアドレスを確認するためのPINコードが必要になることがあります。