目次

  1. 妹弟3人で継いだ3つのグループ会社
  2. 山積する課題を解決するため企業理念を作る
  3. 課題解決のためにチーム制を導入
  4. 認証・資格の取得で社会的な信用と従業員に誇りを
  5. 地域にも貢献 サンタの姿でゴミ収集
  6. SNS発信でブランディング 受注や採用に影響
  7. SNS発信は「とにかく楽しく続けること」

 1967年、祖父がトラック1台で個人、法人から出る一般的なゴミの収集・運搬を行う「寝屋川興業」を始めました。

 祖父の急逝後、両親が後を継ぎ、法人向けに産業廃棄物の運搬を行う「エンタープライズ山要」と、これら2社にカーリースを行う「エンプラオートハウス」を設立。

 現在はグループ会社として、山口さんの妹と山口さん、弟の3人がそれぞれ代表取締役を務めています。

2023年のグループの年商は約7億8600万円。2022年12月に引っ越した新社屋には、地域住民がセミナー利用できる広い研修室も用意している(エンタープライズ山要提供)
2023年のグループの年商は約7億8600万円。2022年12月に引っ越した新社屋には、地域住民がセミナー利用できる広い研修室も用意している(エンタープライズ山要提供)

 山口さんは幼い頃、会社の近くに住んでいました。祖父や父の時代は親戚もドライバーとして働いており、「おじちゃんたちに可愛がってもらっていたし、ゴミ屋さんに対して悪いイメージは特になかったです」と振り返ります。

 ある日、山口さんは父にパッカー車(ごみ収集車)で駅まで乗せていってもらいました。

 「働く車が好きだったので、すごく嬉しかったです。でも、母に『(パッカー車に乗るのは)あまり良くない』と言われて…『なんで?』と思いましたね。

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