オッジ・インターナショナル、「レナウン株式会社」に11月に社名変更
2020年11月27日に東京地裁から破産開始決定を受けた株式会社レナウン(旧レナウン)から主力事業であった「アクアスキュータム」「ダーバン」ブランド事業を譲受したオッジ・インターナショナルは2024年11月2日に「レナウン株式会社」へ社名変更すると発表しました。変更理由を「主力事業、またその業態や業容をより分かりやすくステークホルダーの皆様に伝えることができ、認知度の向上と事業のさらなる発展につながる」と説明しています。
2020年11月27日に東京地裁から破産開始決定を受けた株式会社レナウン(旧レナウン)から主力事業であった「アクアスキュータム」「ダーバン」ブランド事業を譲受したオッジ・インターナショナルは2024年11月2日に「レナウン株式会社」へ社名変更すると発表しました。変更理由を「主力事業、またその業態や業容をより分かりやすくステークホルダーの皆様に伝えることができ、認知度の向上と事業のさらなる発展につながる」と説明しています。
東京商工リサーチによると、旧レナウンは、1902創業の有力ブランドを育てた老舗アパレル。CMソングなど広告戦略が奏功して業界大手に成長した。しかし、業績が悪化し、2010年に中国の繊維大手・山東如意科技集団有限公司の傘下に入りました。
しかし、業績回復の遅れや山東如意グループへの売掛金の回収難に加え、コロナ禍の影響を受け2020年5月、子会社から民事再生法の適用を申し立てられていました。負債は138億7900万円。
民事再生による再建を目指し、2020年9月、主力ブランド「ダーバン」「アクアスキュータム」を事業譲渡した先がオッジ・インターナショナルでした。
旧レナウンはその後、再生計画を作成できず2020年11月27日に東京地裁から破産開始決定を受けました。
小泉グループのオッジ・インターナショナルは2024年9月2日、「レナウン株式会社」(旧レナウンが前株に対し、新社名は後株)に社名変更すると発表しました。
旧レナウンの事業譲受から4年過ぎ、「アクアスキュータム」「ダーバン」は堅調に推移し、主力事業として成長。
社名を「レナウン株式会社」とすることで、当社の主力事業、またその業態や業容をより分かりやすくステークホルダーに伝えることができ、認知度の向上と事業のさらなる発展につながると考えての社名変更だといいます。
2024年2月期の全社売上高は129億円、主力ブランドであるアクアスキュータム51億円、ダーバン51億円となり、いずれも前年比二桁増で推移しており2025年2月期は140億円を目指すと説明しています(売上高はすべて小売り売上)。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。