SEO対策会社への依頼時の注意点 Google「検索1位に秘訣なし」
「キーワード、タイトル、見出しの3つの要素がコラムページにて適切に設定されていないことが見つかりました」「記事の順位向上を高確率で実現できると考え、貴社にお声がけをいたしました」。SEO対策会社からサイト改善の営業メールが届いたことはありませんか?すぐに申し込む前に、ツギノジダイ編集部がSEO記事を日々制作している事例を紹介しつつ、Googleが紹介するSEO会社の選択ポイントを紹介します。
「キーワード、タイトル、見出しの3つの要素がコラムページにて適切に設定されていないことが見つかりました」「記事の順位向上を高確率で実現できると考え、貴社にお声がけをいたしました」。SEO対策会社からサイト改善の営業メールが届いたことはありませんか?すぐに申し込む前に、ツギノジダイ編集部がSEO記事を日々制作している事例を紹介しつつ、Googleが紹介するSEO会社の選択ポイントを紹介します。
目次
SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭音字をつなげた言葉です。
検索エンジン最適化と言われてもあまりなじみのない言葉です。Google検索セントラルによると、SEOは、Google検索での存在感を高める取り組みのことだとしています。そのために、まずユーザーが見つけやすく閲覧しやすいサイトにする工夫する必要があります。
Googleも含む「ユーザー」が閲覧しやすい工夫について簡単に紹介します。
Google検索セントラルによると、Webページを作ってから、Google検索に表示されるまでには、次の手順を踏みます。
Googleのクローラーがサイト内を巡回し、認識してもらいやすくするには、サイトマップを設置する、サイトの階層構造をシンプルにする、HTML、titleタグやh2タグなどを適切に配置するといった対応が必要となります。
次にGoogle検索で検索上位に自サイトが表示されるための工夫です。Googleは「残念ながら、Googleでのランキングがトップになるような秘訣はありません」と説明しています。ただし、検索上位に表示されるような「高品質のコンテンツ」と判断される基準として、Googleは以下のような自己評価を勧めています(抜粋して紹介します)。
Googleは数か月おきに、検索アルゴリズムとシステムに大規模な変更を加える「コアアップデート」を実施しています。目先のGoogleの検索順位付けのルールを細かく分析するよりも、ユーザーを第一に考えたコンテンツの制作する原則を守った方が中長期的に見てサイトの信頼性につながります。
たとえば、製造業を営む経営者なら、自社の製品に関する詳細な情報や、業界のトレンド分析、製品の使用方法や保守についてのアドバイスなどのコンテンツを作ると、ユーザーに喜ばれる記事になるかもしれません。
また、検索順位に直接の影響を与えるわけではありませんが、検索評価ガイドライン(PDF方式)によれば、WebコンテンツをつくるときにはE-E-A-T、つまり、エクスペリエンス(Experience)、高い専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)を意識すると良いでしょう。
一言で言うと、コンテンツ制作者が、テーマに沿った専門知識を持ち、正確な内容だと信頼できる要素をきちんと明示することです。
ツギノジダイに掲載されている記事は、専門知識を持った人が書いていることかが分かるように著者欄を設けたり、引用元に関連リンクを貼って情報源を明示したりするなどの工夫をしています。
Googleは「小規模なローカルビジネスの経営者は、おそらく、(SEOの)作業の多くを自分で行うことができます」と紹介しています。
GoogleがYoutube上で解説動画を多数用意していますので、参考になる部分は取り入れましょう。
SEOで重要なことはキーワード選定です。自社サイトに来てほしい読者が関心のあるテーマであることが大切です。そのため、そのキーワードは自社にとって本当に来てほしい読者向けなのか、そのキーワードで検索数が一定数以上あるかが重要になります。
ツギノジダイ編集部には毎日のように、SEO対策の必要性や改善を訴える代理店やコンサルタントからたくさんの営業メールが届きます。
「キーワード、タイトル、見出しの3つの要素がコラムページにて適切に設定されていないことが見つかりました」「サイトを調査し、弊社のノウハウを活用することで記事の順位向上を高確率で実現できると考え、貴社にお声がけをいたしました」「相互リンクを貼ることでSEO向上効果が見込まれます」……。
Googleにさえ、次のような営業メールが届くことがあるそうです。
「貴社のウェブサイトにアクセスしたところ、ほとんどの主要な検索エンジンとディレクトリに登録されていないことがわかりました」
Google検索セントラルは「SEO 業者を利用するメリットと、無責任なSEO業者によってサイトが被害を受ける可能性について必ず検討してください」と注意を呼び掛けています。
サイトの改善や時間の節約につながる可能性がある一方で、悪質なSEO会社に依頼してしまうと、サイトや運営者の信用が損なわれるおそれもあるからです。
SEO会社に依頼する場合は、Googleが禁止している「Google ウェブ検索のスパム」や「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」を照らし合わせると、判断材料になります。
GoogleはSEO会社と面談するときの効果的な質問例も紹介しています。
また、SEO会社がクライアント企業にきちんと向き合っている場合は以下のような質問が来ると考えられるといいます。
SEO会社から「検索順位保証」「リンクファーム」「生成AIを使った(人間の目で検証していない)コンテンツ大量生産」などの言葉が出てきた場合はGoogleのポリシーに違反していないか注意しましょう。
Googleによれば、SEO対策は変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は4ヵ月から1年かかると説明しています。
短期間で結果を求めず、コツコツと改善を積み重ねる必要があります。また、自社サイト以外にもGoogleビジネスプロフィールをきちんと設定して、Googleマップ上で正確な情報が掲載されるよう工夫したり、SNSを活用したりと無料でも工夫できることはたくさんあります。
一つずつ自社に合った情報発信方法を探していきましょう。
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