高速道路や国道、大雨で通行止め 11月2日は新幹線の運転見合わせも
杉本崇
(最終更新:)
台風21号から変わった温帯低気圧、前線や前線上に新たに発生する低気圧の影響で、西日本と東日本は3日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。高速道路や国道などで通行止めが出ており、NEXCO西日本は「運送事業者および荷主企業の皆さまは、今後の気象予測や最新の交通状況をご確認いただき、運送日の調整をいただくなどのご協力を併せてお願いします」と呼び掛けています。JR東海によると、山陽・東海道新幹線で断続的に運転を見合わせています。
大雨の予報 各地で豪雨も
気象庁によると、台風21号から変わった低気圧が東シナ海にあって、低気圧から前線が西日本から東日本にのびています。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本では雷を伴った非常に激しい雨が降っている所があります。
台風から変わった低気圧が、前線を伴って東シナ海を東北東に進み、前線上に発生した別の低気圧が11月2日夜にかけて東日本に進む見込みです。
11月2日6時からの24時間降水量は多い所で以下の予想です。
関東甲信地方 120mm
北陸地方 120mm
東海地方 180mm
近畿地方 120mm
中国地方 120mm
四国地方 200mm
九州北部地方 120mm
山陽・東海道新幹線で一時運転見合わせ
JR西日本の公式サイトやJR東海の公式サイトによると、小倉-博多間での雨規制の影響で2日朝、山陽新幹線の運転を一時見合わせました。8時30分から運転を再開しましたが、その後も断続的に運転見合わせが発生しています。
列車の大幅な遅れにより、各駅の発着に順番待ちが出ているため、列車によってはさらに遅れる場合があります。
リアルタイムの在来線、特急列車の運行状況はJR西日本の公式サイトで確認してください。
高速道路や国道で通行止め
11月2日朝は大雨の影響で、中国道の美祢IC-下関ICの上下線や山陽道の下関JCT-宇部ICの上下線、松江道の宍道JCT-三刀屋木次ICの上下線、山口県下関市を通る国道9号の一部、長門市から萩市を通る国道191号の一部が通行止めになるなど各地の高速道路や国道で通行止めが発生しています。
高速道路のリアルタイムの交通規制情報は、アイハイウェイ(NEXCO西日本)を参照してください。
国交省中国地方整備局の公式サイトが11月1日夕時点で、通行止めが起きる可能性のある区間を公表しています。
中国道美弥⻄IC〜⼩⽉IC 2⽇3時以降
中国道下関JCT〜⼩野⽥IC 2⽇3時以降
中国道北房IC〜新⾒IC 2⽇9時以降
中国道東城IC〜庄原IC 2⽇9時以降
中国道三次IC〜千代⽥IC 2⽇9時以降
⼭陰道三⼑屋⽊次IC〜宍道JCT 2⽇9時以降
⽶⼦道溝⼝IC〜江府IC 2⽇9時以降
浜⽥道千代⽥JCT〜浜⽥JCT 2⽇9時以降
広島⾼速1号線広島東IC〜間所IC 2⽇12時以降
⼭陰道⿃取⻄IC〜はわいIC 2⽇3時以降
国道9号下関市⻑府外浦〜下関市壇ノ浦 2⽇5時以降
国道191号⻑⾨市三隅上〜萩市三⾒市 2⽇5時以降
国道191号阿武町⽊与〜阿武町宇⽥ 2⽇8時以降
松江道三次東JCT・IC〜雲南吉⽥IC 2⽇12時以降
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この記事を書いた人
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杉本崇
ツギノジダイ編集長
1980年、大阪府東大阪市生まれ。2004年朝日新聞社に記者として入社。医療や災害、科学技術・AI、環境分野、エネルギーを中心に取材。町工場の工場長を父に持ち、ライフワークとして数々の中小企業も取材を続けてきた。
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