目次

  1. 横浜DeNAベイスターズとは
  2. 横浜DeNAベイスターズ日本一の経済効果試算

 横浜DeNAベイスターズの公式サイトによると、1949年11月、野球興行を目的として株式会社まるは球団を、山口県下関市に設立したのが始まりです。チーム名も大洋ホエールズ、横浜ベイスターズなどに変わり、2011年12月に現在の横浜DeNAベイスターズとなりました。その間、親会社も大洋漁業(現マルハニチロ)、TBS、DeNAへと移り変わりました。

 チームは1998年に日本一に輝いて以来、低迷した時期もありましたが、DeNAが2011年に親会社となってから、本拠地・横浜スタジアムの経営権取得や観客席の拡張、ファン向けイベントの強化といった経営改革を行いました。年間観客動員数は球団買収前の2倍超となり、筒香嘉智、牧秀悟らスター選手が生まれ、成績も上向きました。

 そして、2024年シーズンは、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がり、日本シリーズで、福岡ソフトバンクホークスに2連敗してからの4連勝で「下剋上」を成し遂げました。このシーズンは主催試合の観客動員数が235万8312人で過去最多を更新しています。

 横浜DeNAベイスターズ日本一を受けて、百貨店や商業施設、店舗、飲食店などで祝賀セールをし、11月30日10:00~11:30には、横浜市中区の横浜ハンマーヘッド - サークルウォーク - 赤レンガ前 - 横浜税関前 - 日本大通り(約1.5km)で優勝パレードが開催されます。

 帝国データバンク横浜支店は、横浜DeNAベイスターズの日本シリーズ優勝による直接的な消費支出額が124億6100万円に上るとの試算を発表しました。

 内訳は以下の通りです。

  • 横浜スタジアム来場者の支出額…16億900万円(チケット代、飲食費、物販、交通費、宿泊費等)
  • 優勝記念セールによる支出額…71億2200万円(物販等)
  • 祝賀イベント等による支出額…5億1500万円(記念品の物販等)
  • 優勝パレードによる支出額…32億1500万円(来場者30万人と想定。チケット代、飲食費、物販、交通費等)