目次

  1. Microsoft 365の値上げ内容
  2. Microsoft 365の値上げはいつから?
  3. Microsoft 365に導入されたCopilotで何ができるか
    1. Wordでの文書の下書き
    2. PowerPointでのテキスト書き換え
    3. Excelでの数式提案
    4. OneNoteでプロジェクト計画を作成
  4. Microsoft 365 を旧価格で使うには
    1. Microsoft 365 Personal/Familyからクラシックプランへのダウングレード方法

 Microsoftは、個人向けの「Microsoft 365 Personal」と家族向けの「Microsoft 365 Family」の利用料金を、AIによる支援機能「Copilot(コパイロット)」の導入に合わせて値上げしました。どちらも年額6400円の値上がりです。

旧価格(年額) 新価格(年額)
Microsoft 365 Personal 14900円 21300円
Microsoft 365 Family 21000円 27400円

 新規ユーザーは、日本時間で2025年1月17日から新価格が適用されます。定期的な課金が有効になっている既存ユーザーは、次回の更新タイミングで新価格が適用されます。

 Microsoft 365に導入される「Microsoft Copilot」は、Microsoft社が提供しているAIアシスタント(生成AIサービス)です。これまでMicrosoft 365 Personal/Familyの契約者がCopilot機能を活用するためには、月額3200円の「Copilot Pro」を別途契約する必要がありました。

 Microsoft 365 Personal/FamilyがCopilotに対応することで、Copilot Proを別途契約することなく、Word、Excel、PowerPointなどさまざまなアプリケーションでCopliotの主要機能を利用できます。ただし、Copilotを利用する「AIクレジット」は、毎月60回の使用が上限です。

 AIクレジットは、さまざまなAI駆動型タスクに適用できます。 

 Microsoftによると、WordでCopilotを使用することにより、文書の下書き、文章の書き換えなどができます。

 Microsoftによると、PowerPointでCopilotを使用することにより、スペルをチェックして書き直したり、テキストを要約したりできます。

 Microsoftによると、ExcelでCopilotを使用することにより、数式を提案したり、ピボットテーブルで分析情報を表示したりできます。 

 Microsoftによると、OneNoteでCopilotを使用することにより、プロジェクト計画を作成したり、文章を書き換えたりなどができます。

 既存ユーザーは、次回の更新タイミングで新価格が適用されます。新価格の適用を避けたい場合は、事前にプランを変更しておく必要があります。Copilotを使用しない「Microsoft 365 Basic」などのほか、期間限定の「Microsoft 365 Personal クラシックプラン」や「Microsoft 365 Family クラシックプラン」に切り替えると、旧価格での利用を続けられます。

  • サブスクリプションに移動し、サブスクリプションに関連付けられているMicrosoft アカウントでサインインします。
  • 現在のサブスクリプションを見つけて、「サブスクリプションの管理」> 「定期請求を無効にする」を選択します。
  • AIクレジットを使用しない別のプランを選択します。
  • 支払い方法を選択し、「購入する」を押します。

 既存のサブスクリプションはすぐには変更されない場合がありますが、更新時に新しいプランに自動的に切り替わります。 新しいプランは、更新されるまで課金されません。