優良木造建築物等整備推進事業、2025年4月から募集開始 上限3億円

国土交通省は2025年(令和7年)4月1日から、「優良木造建築物等整備推進事業」の提案募集を開始しました。募集期間は4月30日までで、補助上限は3億円です。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、木造化の先導的な設計・施工技術が導入されるプロジェクトを支援することを目的としており、評価事務局が応募要領を公表しました。
国土交通省は2025年(令和7年)4月1日から、「優良木造建築物等整備推進事業」の提案募集を開始しました。募集期間は4月30日までで、補助上限は3億円です。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、木造化の先導的な設計・施工技術が導入されるプロジェクトを支援することを目的としており、評価事務局が応募要領を公表しました。
目次
令和7年度優良木造建築物等整備推進事業の公式サイトによると、優良木造建築物等整備推進事業とは、地球規模の課題であるカーボンニュートラルの実現に貢献するため、中大規模の木造建築物の普及を促進することを主眼としています。
木材は、成長過程で二酸化炭素を吸収し、建築物として利用されることで炭素を長期にわたり貯蔵する効果が期待されています。
単に木造化を推進するだけでなく、先導的な設計・施工技術の導入を支援することで、より高性能で持続可能な木造建築の実現しようとするねらいがあります。
令和7年度優良木造建築物等整備推進事業の評価事務局の公式サイトに掲載された応募要領によると、募集概要は以下の通りです。
2025年4月1日(火)~4月30日(水)17時必着です。第2回目以降の募集については、1回目の応募状況を踏まえ検討するとしています。
事業の提案者および補助を受ける者は、原則として、提案を実施する予定の建築主となります。ただし、建築主を代表者とする共同での応募や、建築主と代理契約を交わした者が実務をすることもできます。
ただし、以下のいずれかに該当する者は、原則として応募できません。
応募するときは、上記に該当しないことを申告する必要があります。虚偽の申告が判明した場合には、採択の取消しや補助金の返還が求められることがあります。
以下の2つの枠組みでプロジェクトを募集しています。
先導枠に応募し不採択となった場合でも、自動的に普及枠への応募があったものとみなされます。
ただし、以下のプロジェクトは募集の対象となりません。
普及枠では、以下のすべての要件に適合するプロジェクトが対象となります。
以下のいずれかを満たす必要があります。
共同住宅等・事務所:階数が4以上のもの、または階数が3以上のもの
非住宅(事務所を除く。):延べ面積が3,000㎡を超えるもの
ただし、建築基準法上、耐火構造又は準耐火構造とすることが求められるものに限ります。
多数の利用者等に対する木造建築物の普及啓発に係る取組としてすべて満たす必要があります。
新築の建築物は、原則として、住宅部分はZEH水準、非住宅部分においてはZEB水準に適合する必要があります。ただし、CASBEEのSランクまたはこれと同等以上の性能を有するものとして第三者評価を取得するものはこの限りではありません。
整備するものが新築の住宅である場合、原則として以下の区域外である必要があります。
原則として、都市再生特別措置法に基づく勧告に従わなかった旨が公表されている計画でないこと。
伐採後の再造林や木材の再利用等に資する取組として、以下のいずれかの対応が必要です。
原則として、2025年度中に実施設計または建設工事に着手し、2025年度予算として補助対象の出来高に応じた支払いが完了する必要があります。
先導枠では、上記の普及枠の要件に加え、以下のすべてに適合するプロジェクトが対象となります。
まず、構造・防火面で先導性に優れた設計または施工技術が導入されるとともに、耐久性にも十分な配慮がなされた事業計画である必要があります。
評価委員会の評価のポイントとしては、新たな技術の導入、既往技術の新たな組合せ、過去の課題を踏まえた改善・改良、近年の法改正等を活用した取組、木造建築物の耐久性確保に関する取組等があります。
つぎに、使用する材料や工法の工夫により整備コストを低減させるなど、木材利用に関する建築生産システムについて先導性を有する計画である必要があります。
評価委員会の評価のポイントとしては、新たな技術導入によるコスト面への配慮、工場生産化やデジタル化による生産性向上・工期短縮、一般流通材や規格化された木質材料の活用、地域の事業者で対応可能な設計・施工技術の採用等があります。
さいごに、建築物の木造化に係る先導的な技術について、竣工後にその内容を検証し、とりまとめて公表することが求められます。
補助金の額は、普及枠と先導枠でそれぞれ上限額と算定方法が異なります。
補助上限額は2億円です。
補助上限額は3億円です。
応募者は、募集要領に従い、必要書類を作成し提出する必要があります。応募書類は、〒104-0043 東京都中央区湊3-4-4 中央山田ビル2F 一般社団法人 木を活かす建築推進協議会内 優良木造建築物等整備推進事業 評価事務局に提出する必要があります。
詳しくは、優良木造建築物等整備推進事業の公式サイトへ。
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