ドローン配送拠点整備促進事業 国交省が2025年5月から募集開始

国土交通省は、2025年5月15日から、離島や山間部など物流に課題を抱える地域を対象とした「ドローン配送拠点整備促進事業」の応募受付を開始しました。離島や山間部などの過疎地域の物流の担い手不足や貨物量の減少に対応し、地域の物流網の維持・確保を図るため、ドローンを活用したラストワンマイル配送拠点の整備を支援する事業です。
国土交通省は、2025年5月15日から、離島や山間部など物流に課題を抱える地域を対象とした「ドローン配送拠点整備促進事業」の応募受付を開始しました。離島や山間部などの過疎地域の物流の担い手不足や貨物量の減少に対応し、地域の物流網の維持・確保を図るため、ドローンを活用したラストワンマイル配送拠点の整備を支援する事業です。
国交省の公式サイトによると、離島や山間部などでは、人口減少や高齢化により、物流の担い手不足が深刻化しています。国交省は、新たな物流手法として期待されるドローン配送に着目し、これを既存の陸上輸送網と効率的に連携させようとしています。
また、能登半島地震の災害対応では、道路が遮断された孤立集落までドローンを活用した迅速な支援物資輸送が行われており、平時からドローン配送拠点を整備することは災害時の輸送手段を確保する観点からも有益だとしています。
ドローン配送拠点整備促進事業は、陸上輸送で集約された物資をドローンで各戸や地域の拠点へ配送する、いわゆるラストワンマイル配送の効率化に焦点を当てています。
補助額は1事業あたり最大3500万円程度で、補助率は1/2です。
補助の対象となる経費は、陸上輸送とドローン配送を組み合わせたラストワンマイル配送の取り組みに必要な費用です。具体的には以下の費用が対象となります。
• 需要調査と事業実施計画の策定に要する費用
• 事業実施計画に基づく事業に必要なドローン配送拠点の整備費用。これには、ドローン等の購入に要する資機材費、配送拠点の構築要費、配送アプリ開発等のサービス企画開発費用などが含まれます
• 初年度の運行経費
ただし、以下の費用は本事業の補助対象外となります。
• 補助対象経費のうちの消費税及び地方消費税相当額
• 補助の申請等に係る事務経費
• 補助対象経費のうち、他の同種補助事業等において申請した経費
• 補助事業の実施中に発生した事故・災害の処理のための経費
• その他補助事業に関係のない経費
補助金の交付を受けるためには、定められた応募期間内に必要書類を提出する必要があります。
応募期間は、2025年5月15日(木)から6月20日(金)17時必着です 。電子メールで提出する場合、2025年6月20日(金)17時までにメールが担当部署に到着し、かつ担当部署へ電話確認まで済ませたものが有効となります 。
必要書類と書類の提出先は、国交省の公式サイトで確認してください。
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