Googleマップ、5月から「消費者アラート」 偽の5つ星評価を規制

Googleは2025年5月から、Googleマップに投稿される偽の5つ星評価の規制を強化すると発表しました。「消費者アラート」と呼ばれる仕組みで、一度も訪れていない場所に対して不正な5つ星評価を購入するなどしてシステムを操作しようとする行為などを見つけた場合、不審なクチコミが削除されたことを知らせるバナーがビジネスのページに表示されたり、クチコミ投稿が投稿できなくなったり、非表示になったりすることがあります。
Googleは2025年5月から、Googleマップに投稿される偽の5つ星評価の規制を強化すると発表しました。「消費者アラート」と呼ばれる仕組みで、一度も訪れていない場所に対して不正な5つ星評価を購入するなどしてシステムを操作しようとする行為などを見つけた場合、不審なクチコミが削除されたことを知らせるバナーがビジネスのページに表示されたり、クチコミ投稿が投稿できなくなったり、非表示になったりすることがあります。
Googleヘルプによると、消費者アラートとは、Googleマップで不審なクチコミが見つかった場合などにのGoogleビジネスプロフィールに制限が課されることがあります。具体的な対応は以下の通りです。
この機能はすでに米国、英国、インドで導入されており、2025年5月より順次、日本を含む世界で展開される予定です。
一度も訪れたことのない人々から不正な5つ星評価を買い上げてシステムを不正に操作しようとする行為は、Googleマップのユーザー作成コンテンツに関するポリシーで禁止されています。
2024年には、世界中でポリシーに違反する2.4億件以上のクチコミがブロックまたは削除され、その大部分は、マップ上に表示される前に削除されたといいます。
また、検出システムの改善により、7000万件を超えるGoogleマップ上の場所に対する編集のポリシー違反をブロックまたは削除し、1200万件を超える偽のビジネスプロフィールを削除またはブロック。繰り返しポリシーに違反した90万以上のアカウントの投稿機能も制限しているといいます。
Googleは不正行為をより的確に検出するため、AIの活用を進めてきました。たとえば、クチコミが最初に投稿されてから数ヵ月経った後でも、以前より頻繁にクチコミを再検証できるようになり、新たな不正使用のパターンを特定することが可能になったといいます。
Googleビジネスプロフィールを乗っ取りにもGeminiを使って対策を強めるといいます。米国では、悪質な業者のグループが実在する鍵屋になりすまして、ビジネスオーナーが申請していないビジネスプロフィールを乗っ取り、事情を知らない顧客に法外な料金を請求していたことを突き止め、1 万件以上のリスティングを削除しましたといいます。
突然「カフェ」から「配管工」にカテゴリが変わるような場合、不正行為の可能性があるとして検出するようにしているといいます。
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