目次

  1. Internet Explorer(IE)とは
  2. IE11のサポートを終了する理由
  3. IEのサポート終了対象
  4. IEのサポート終了までのスケジュール
  5. Microsoft EdgeのIE モードへの切り替えを推奨
    1. Microsoft EdgeのIE モードいつまで?
  6. Web開発者にもメッセージ

 Internet Explorerとは、マイクロソフトが開発したOSのWindowsに組み込まれ、普及してきたWebブラウザです。IEでの最新版はIE11です。Microsoft EdgeやChrome、Firefoxなど新しいブラウザが次々登場するなか、今でも日本国内で使われています。

 ただし、マイクロソフトのブログによると、2020年からIE のサポートを縮小してきました。

 IEはもともと1990年代から開発されてきたブラウザのため、セキュリティ面の脆弱性や、すでに標準となっているWeb技術に対応できていないなどWeb制作者を悩ませてきました。

 2021年にも経済産業省が開発した補助金の電子申請システム「Jグランツ」で、IEからの申請でエラーが起きていることが発覚しました。

 こうした状況のなか、マイクロソフトは後継ブラウザのMicrosoft Edgeへの切り替えを勧めています。

 IE11は様々なOSに搭載されており、今回サポート終了が発表されたのは次の環境のIE11のデスクトップアプリです。

  • Windows 10クライアントSKU(バージョン20H2以降)
  • Windows 10 IoT(バージョン20H2以降)

 一方で、サポート終了の対象外は次の通りです。

  • MicrosoftEdgeのInternetExplorerモード
  • WebOCを含むInternetExplorerプラットフォーム(MSHTML / Trident)Internet
  • 以下のExplorer 11デスクトップアプリケーション:
    Windows 8.1
    Windows 7拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)
    Windows 10 Server SAC(すべてのバージョン)
    Windows 10 IoT長期サービスチャネル(LTSC)(すべてのバージョン)
    Windows 10 Server LTSC(すべてのバージョン)
    Windows 10クライアントLTSC(すべてのバージョン)

 IEサポート終了までのスケジュールです。いずれも日本時間です。

  • IEのデスクトップアプリの提供終了を発表……2021年5月20日
  • Microsoft365および他アプリでのIEサポート終了……2021年8月18日
  • IEのデスクトップアプリの提供終了……2022年6月16日

 2022年6月16日以降、IE11デスクトップアプリケーションは無効になり、ユーザーがアクセスしようとするとMicrosoftEdgeにリダイレクトされます。

 マイクロソフトによると、企業が保有するレガシーアプリの数は平均で 1678 個と言われているといいます。

 「企業内でInternet Explorer ベースの Web サイトやレガシーアプリを、利用している場合、Microsoft EdgeのIE モードを使用すれば、サポート終了日以降も利用できます」と説明しています。

 IEモードは少なくとも 2029 年まではサポートが続けられる予定です。マイクロソフトのブログによると、Microsoft Edge で IE モードを利用する環境を整備するために、次の 3 つのステップが必要になります。

 マイクロソフトはブログでWeb開発者にも次のようなメッセージを送っています。

 最新の Web サイトやアプリを開発している Web 開発者の方は、この日を待ち望んでいたことと思います。Internet Explorer と最新ブラウザを同時にサポートし続けることは困難です。今回の変更によって、法人ユーザー様と個人ユーザー様においては、Internet Explorer の利用を必要最低限のレガシ サイトのみに絞ることができます。時間とコストを削減できることは、Web 開発者にとって喜ばしいことですが、ユーザーは Internet Explorer から移行するのに時間がかかることをご承知おき下さい。

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