人材確保等支援助成金(テレワークコース)が拡充 サービス利用料も対象
厚生労働省は2021年12月、中小企業の人材確保・育成につながる取り組みを支援する「人材確保等支援助成金(テレワークコース)」を拡充しました。仮想デスクトップやウイルス対策などテレワーク用サービス利用料も新たに助成対象になったほか、テレワーク勤務を試行的に導入している、または試行的に導入していた事業主も対象となります。
厚生労働省は2021年12月、中小企業の人材確保・育成につながる取り組みを支援する「人材確保等支援助成金(テレワークコース)」を拡充しました。仮想デスクトップやウイルス対策などテレワーク用サービス利用料も新たに助成対象になったほか、テレワーク勤務を試行的に導入している、または試行的に導入していた事業主も対象となります。
目次
厚生労働省の公式サイトによると、人材確保等支援助成金(テレワークコース)とは、テレワークを導入・実施することで、労働者の人材確保や雇用管理改善などの効果をあげた中小企業事業主に向けた助成金です。
機器等導入助成と、目標達成助成の2段階の助成となっています。
まず、機器等導入助成を受けるために必要な取り組みです。
助成額は、1企業あたり、支給対象となる経費の30%です。ただし、以下のいずれか低い方の金額を上限とします。
つぎに、目標達成助成を受けるために必要な取り組みです。
助成額は、1企業あたり、支給対象となる経費の20%(生産性要件を満たす場合は35%)です。ただし以下のいずれか低い方の金額を上限とします。
このほか、取り組みごとにも上限が設けられています。カッコ内は上限額です。
支給となる経費、ならない経費の詳細は、厚労省の公式サイトで確認してください。
人材確保等支援助成金(テレワークコース)2021年12月、支給要領の改正が発表されました。ポイントは2つあります。
まず、テレワーク勤務を「新規に導入する事業主」のほか、「試行的に導入している又は試行的に導入していた事業主」も助成対象となりました。
つぎに、支給対象経費について、以下のテレワーク用サービス利用料も対象になりました。上限は初期費用5万円、利用料35万円です。
人材確保等支援助成金(テレワークコース)の申請から支給までの流れは次の通りです。
テレワーク実施計画の提出や問い合わせは、各都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)へ。
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