目次

  1. 「皆さんのお知恵を」呼びかけでRTもいいねも10倍
  2. 参考にしたのは3つのツイート
    1. 10年で300缶しか売れなかった商品の投稿に5800RT
    2. 紙の端切れ(紙出)に「紙様」と名付けて1万RT
    3. 閑散期の紙袋の活用アイデアを募集し1万超のRT
  3. 共感呼んだバズ 誠実な対応も成功要因では
  4. ツギノジダイコラムとは

 兵庫県丹波市でプラスチック関連製品の設計や製造を手がける土田化学の4代目・土田翔大さんは、射出成形機で生産する部品が、わずかな傷などを理由に廃棄されていることに気づき、何か活用できないかと投稿しました。筆者は「広くアイデアを募るような形で、改めて投稿してみても良いかと思いました」と返信。すると、約3時間後に次のように再投稿しました。

 製品の無駄をなくしたいという思い、アイデアを広く募っていることを明確にしたところ、60リツイート、286いいねがつき、その前の投稿の約10倍となりました。提案も40件ほどが集まったといいます。Instagramでも同様の投稿をして、保育施設での活用につながりました。

 とはいえ、今回、再投稿を促したのは、バズらせるためではありません。工夫すれば、土田さんが欲しているであろうアイデアが自然と集まるだろうと考えたためです。最初の投稿を読んだとき、すぐに頭に浮かんだのが下記で紹介する3つの事例です。土田さんにも紹介しました。

 側島製罐(愛知県大治町)の6代目石川貴也さんのツイートで「10年で300缶しか売れなかった」という倉庫整理で出てきたオリジナル商品の在庫の写真をツイートしたところ、いろんな用途を提案するコメントが相次ぎました。

 石川さんは、Twitterでコメントしてくれた人に丁寧に返事を続けるなかで、アニメやアイドルのファンがグッズを収納する「推し缶」という使い道を見いだします。そんな使い道と相まって、このツイートはその後、テレビや新聞に取り上げられ、何度も話題になりました。

 製本業「藤沢製本」(滋賀県大津市)共同代表の藤沢佳織さんは、色とりどりの紙の写真とともに、製本の過程で生まれる紙の端切れ(紙出:しで)を「紙様」と呼び、活用先を探していることを投稿。こちらも返信欄に様々な使い道の提案がありました。

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