目次

  1. フレッツ・ADSLとは
  2. フレッツ・ADSLを終了する理由
  3. サービスが終了するエリアは
  4. 終了するサービスの品目
  5. 光回線への移行にはサポートも

　フレッツ・ADSLとは、NTT東日本と西日本が2000年に提供開始を発表した、電話回線を使ったインターネット接続サービスです。当時としては比較的安価に高速通信を実現したため、インターネットの常時接続という形態の普及につながりました。

　ただ、より高速大容量な光回線が普及したことなどから、フレッツ・ADSLの利用者数はピーク時から大幅に減っていました。

　NTT東日本・西日本は、サービス利用者数の減少や、回線の保守に必要な物品の製造が終わって今後足りなくなることなどが、フレッツ・ADSLのサービスを終了する理由と説明しています。

　光回線サービスへの一本化を進めていたこともあり、フレッツ・ADSLの新規申し込みは原則として2016年から終了していました。

　すでに光回線が普及している東日本の9割以上のエリア、西日本の大半のエリアでは、当初の予定通り2023年1月31日でフレッツ・ADSLのサービスが終了します。

　一方、山間部などで光回線の整備が遅れ、2022年2月1日から2023年1月31日の間に新たにフレッツ光が提供されるエリアについては、フレッツ・ADSLの終了日が延長され、2025年1月31日となります。このエリアの該当者には、ダイレクトメールなどで案内があります。

　フレッツ・ADSLの全品目が、サービス終了の対象となります。会社ごとの品目は下記の通りです。

【NTT東日本】

  • モアⅢ 
  • モアⅢ ビジネスタイプ 
  • モアⅢ アドバンスドサポート 
  • モアⅡ
  • モアⅡ ビジネスタイプ 
  • モアⅡ アドバンスドサポート 
  • モア 
  • モア アドバンスドサポート 
  • 8Mタイプ 
  • 8Mタイプ アドバンスドサポート 
  • 1.5Mタイプ 
  • 1.5タイプ アドバンスドサポート 
  • エントリー 

【NTT西日本】

  • モアスペシャル
  • モア40
  • モア24
  • モア
  • 8Mプラン
  • 1.5Mプラン

　NTT東日本・西日本はADSLの利用者に、「フレッツ光」への移行をすすめており、対象者は移行の初期工事費が無料になるとしています。詳細はNTT東日本・NTT西日本のそれぞれの公式ページで確認できます。