目次

  1. レギュラーガソリン価格の推移 2023年以来の180円超え
  2. ガソリン補助金とは 対象は個人ではなく燃料油元売り
  3. ガソリン補助金の推移
  4. ガソリン補助金、いつまで延長?
  5. ガソリン価格、いつから値上げ? 2段階で実施

 経済産業省によると、2024年12月23日時点のレギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均価格は、180.6円と前週より4.8円上昇しました。2023年9月以来、1年3ヵ月ぶりに180円を超えました。2025年1月14日時点では180.7円です。

 1月16日~22日のガソリン補助金は1リットルあたり16.5円支給されます。原油高と円安でガソリン価格は高止まりしていますが、ガソリン補助金により価格が抑えられているのが現状です。

 ガソリン補助金とは、コロナ禍で高騰している原油価格が経済回復の重荷にならないことを目的に、石油元売・輸入事業者に価格上昇を抑える原資を支給して、ガソリンなどの小売価格の急騰を抑えることをねらった燃料油価格激変緩和事業の一環です。

 ガソリン補助金は、全国平均ガソリン価格が1リットル170円以上になった場合、燃料油元売りに補助金を支給する仕組みでした。

 支給開始の基準は、2022年4月28日からは168円程度となり、上限を1リットルあたり35円に拡充しましたが、その後は段階的に下げていき、2023年5月は25円となりました。上限を超過した分への1/2支援は維持してきました。

⽀給対象期間 2022年1⽉27⽇〜3⽉9⽇ 3⽉10⽇〜4⽉27⽇ 4⽉28⽇〜12⽉末 2023年1⽉〜
補助上限額 5円 25円 35円。超過分には1/2を⽀援 1~5⽉は補助上限額をゆるやかに調整。6⽉からは段階的に下げる
基準価格 170円(4週ごとに1円切り上げ) 172円 168円
対象油種 ガソリン、軽油、灯油、重油 ガソリン、軽油、灯油、重油、航空機燃料

 ガソリン補助金は、2022年1月24日調査時点のレギュラーガソリンの全国平均が170.2円となり、補助金の支給が始まりました。

 政府は2023年6⽉以降、「補助を段階的に縮減する一方、高騰リスクへの備えを強化する」ことを閣議決定しました。具体的には、補助額25円以下の部分への補助率を引き下げていく⼀⽅、補助額25円超の部分に対する補助率を引き上げていきました。

 しかし、ガソリン価格が高騰しているため、岸田首相は、9月7日から新たな抑制策を発動し、10月中にはロシアのウクライナ侵略直後と同水準の175円程度まで抑制することを公表しました。

 岸田首相は2023年10月23日、臨時国会の開会にあたり衆議院と参議院それぞれで所信表明演説に立ち、ガソリン補助金について「この措置を電気・ガス料金の激変緩和措置とあわせて来年春まで継続します」と説明しました。

 政府は2023年度補正予算案で、燃料油価格激変緩和対策事業として1532億円を計上し、2024年4月末まで継続する方針を示し、その後、年内に限り継続することが決まりました。

 石破政権は2024年11月に公表した政府の総合経済対策で「燃料油価格の激変緩和事業については12月から、出口に向けて段階的に対応する」と公表。これを受けて、政府は2024年12月中旬よりガソリン補助金について、補助率を段階的に縮小していくことを決めました。

 この補助率縮小により、具体的には、12月19日からガソリンの全国平均小売価格が5円程度上昇し、2025年1月16日からはさらに5円程度上昇し、合計で10円程度上昇する見込みとなります。