目次

  1. 社員と外部人材との違い
  2. マニュアルやルールの整備を
  3. 外部人材の力を借りるべき仕事は
  4. 関係性が突然切れた事例
  5. リスク承知で任せる仕事も

 最初に、外部人材を活用する上での注意点について考えてみます。

 一般に、社員であれば会社の経営理念に共感して入社するので、「会社のために頑張る」という共通意識を持ち、上司の指示には従う意識が働く傾向にあります。しかし、外部人材は社員と比べれば、その会社との関係性が希薄になりがちです。最悪の場合、本業が別にあるため、依頼した仕事を適当に済ませようとしたり、期限を守らなかったりするというリスクも否定できません。

 「忙しい」という理由で依頼自体を断ってくることや、連絡が取れなくなる恐れ、機密情報を漏らすリスクもあります。不真面目な相手には次の仕事を頼まなければよいだけですが、最初の依頼が取り返しの付かない事態を引き起こす可能性もゼロではないでしょう。

 それでも、業務委託先が何か問題を起こしたら、その責任は依頼した会社側が負わねばなりません。顧客に対し「当社の業務委託先のせいでお客さまの個人情報が漏洩してしまいました。我々には一切の落ち度はありません」などとは言えませんよね。

 上記のリスクを念頭に置いた上で、外部人材の力を借りる際には契約書や業務におけるルールやマニュアルを忘れずに用意しておきましょう。

 例えば、外部人材との間で、次のようないさかいを経験した経営者はいないでしょうか。

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