目次

  1. KGI・KPIを設定する理由
  2. KGI・KPI作成の手順は
  3. 売り上げ達成や工程管理に役立てる
  4. KPIに優先順位を付ける
  5. KGIとKPIは必ずセットで
  6. KGI・KPI設定の教育を

 KGIとは「Key Goal Indicator」の頭文字を取った言葉で、「重要目標達成指標」を意味します。ある一定の期間で達成したい目標、と言い換えられるでしょう。売上高や営業利益、従業員数、拠点数の目標がKGIに該当します。

 これに対し、KPIは「Key Performance Indicator」の略で、「重要業績評価指標」と訳されます。簡単に言うと、KGIを達成するための中間目標がKPIです。例えば、売り上げ目標のKGIに対して、その中間目標をはじめ、顧客単価、商談数、リピート率といった項目がKPIになり得ます。

 KGIもKPIも、企業が目指すべき道を示すものであり、経営者が明確に設定しなければなりません。しかし、KPIはおろかKGIも決めていない経営者は意外と多いです。

 日々、目の前の仕事に向き合っていればよいと考えているのかもしれませんが、それだと自分も社員も手を抜いて仕事をしてしまいがちでしょう。達成が難しく思える高い目標に向かって全員が努力を重ねることで、会社の生産性が最大化します。

 また、KGIやKPIがなければ仕事の進捗の把握ができません。目標達成で得られるはずの成長実感が分からず、自らの行動を省み、改善を図ることさえ難しくなります。私は経営者に「1~3年先のKGI・KPIをお決めください」とお伝えしています。それより先のKGIやKPIを掲げてもよいですが、未来は不確定要素が多く、あまり先の数値目標を用意しても意味はありません。

識学連載サムネイル(KPI)

 では、中小企業経営者はKGIやKPIをどのように作成すればいいのでしょうか。 

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