ロフトワーク

 2000年に創業。「クリエイティブ・カンパニー」を掲げ、企業などのWEBやブランディング、空間まで幅広い分野のデザインを手がける。東京・渋谷の本社でデジタルものづくりカフェ「FabCafe」を展開している。

デザイナーを商品開発の最上流に

――まずはデザイン経営の定義を教えて下さい。

 経営チームにデザインの責任者がいて、デザイナーが商品開発の最上流から関与するというのが大きな定義です。デザイナーが技術部門とペアを組んで、生活者のインサイト(まだ見つかっていない商品ニーズ)を掘り起こす流れが大切だと考えています。

 今までは研究開発部門が企画して商品案が固まった後でないと、デザイナーの仕事が始まりませんでした。しかし、最先端の人工知能(AI)を使ったとしても、技術だけでカバーできるものは限られます。デザインの力を使って、インサイトを見つけるという可能性が広がっています。

――なぜ、生活者のインサイトを見つけるのに、デザインが役立つのでしょうか。

(続きは会員登録で読めます)

ツギノジダイに会員登録をすると、記事全文をお読みいただけます。
おすすめ記事をまとめたメールマガジンも受信できます。