ものづくり補助金・持続化補助金・IT導入補助金にコロナ対応の新特別枠
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化するなか、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金について新型コロナ対応のための特別枠を改編し新特別枠「低感染リスク型ビジネス枠」が設けられます。2020年(令和2年)12月の閣議決定で、2020年度第3次補正予算案に盛り込まれました。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化するなか、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金について新型コロナ対応のための特別枠を改編し新特別枠「低感染リスク型ビジネス枠」が設けられます。2020年(令和2年)12月の閣議決定で、2020年度第3次補正予算案に盛り込まれました。
目次
ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金はそれぞれ2020年度一次、二次補正予算で設けられた新型コロナに対応するための特別枠の募集が12月で終了します。そこで、今回新たに設けられたのが新特別枠「低感染リスク型ビジネス枠」です。それぞれの通常枠とは別に設けられており、2020年度第3次補正予算案では2300億円に上ります。
新型コロナウイルス感染症の流⾏が続くなかでで、ウィズコロナ、ポストコロナの状況に対応したビジネスモデルへの転換に向けた中⼩企業などの取組を⽀援することを目的としています。
ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金の新特別枠の概要は次の通りです。これまでの特別枠とは補助率が変わっているところがあります。
対⼈接触機会の減少に役立つ製品開発、サービス開発、⽣産プロセスの改善に必要な設備投資、システム構築などを⽀援します。補助額は100万〜1000万円で、補助率は3分の2です。
⼩規模事業者等が経営計画を作成して取り組む、ポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、⽣産プロセスの導⼊等の取組を⽀援します。補助額は100万円で、補助率は4分の3です。このほか、特別措置も新たに設けられました。
詳細については現在、調整中ですが、複数の業務⼯程を広範囲に⾮対⾯化する業務形態の転換が可能なITツールの導⼊を⽀援します。補助額は30万〜450万円で、補助率は3分の2です。
それぞれの補助金で政府が目指す成果目標は次の通りです。ただし、いずれの補助金についても「補助事業実施年度の⽣産性向上や賃上げは求めない」と説明しています。
事業終了後4年以内に、以下の達成を⽬指します。
以上向上の⽬標を達成している事業者割合65%以上を目指します。
事業終了後2年で、販路開拓で売上増加につながった事業者の割合を80%とすることを⽬指します。
事業終了後4年以内に、補助事業者全体の労働⽣産性の年率平均3%以上向上を⽬指します。
申請にあたっては、「GビズIDプライムアカウント」の取得が必要となります。ほかの補助金申請でも必要になりますので、未取得の方は事前に利用登録をしておきましょう。
2020年度(令和2年度)第3次補正予算が2021年に開かれる国会で成立した後、数カ月以内に申請手続きが始まる見込みです。
ものづくり補助金、持続化補助金、IT導入補助金の特徴は次の通りです。
ものづくり補助金とは、ものづくりやサービスの新事業を創出するために、革新的な設備投資やサービスの開発、試作品の開発などをサポートする仕組みです。つぎのようなときに活用できます。
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が作成した経営計画に基づいて行う販路開拓の取組をサポートする仕組みです。次のようなときに活用できます。
IT導入補助金とは、日々の業務の効率化や自動化のためのITツールの導入をサポートする仕組みです。次のようなときに活用できます。
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