目次

  1. 東京湾アクアラインとは
  2. 東京湾アクアラインの通行料金、当初は普通車4000円
  3. 東京湾アクアライン、増える交通量 渋滞予測も
  4. 東京湾アクアラインのETC割引料金一覧 バイク料金も
  5. 通行料金の割引いつからいつまで?
  6. 料金変動制(ダイナミックプライシング)の試験導入へ
  7. 海ほたるでUターンしたときの料金は?

 東京湾アクアラインとは、東京湾を横断し、神奈川県川崎市川崎区浮島から千葉県木更津市中島までを結ぶ約15.1キロの有料道路です。東京湾アクアラインは、調査に約20年、建設に約10年かかり、1997年12月18日に開通しました。

 開通当初の通行料金は普通車で4000円でしたが、2002年にETC搭載車であれば2320円へ。その後、2009年からは社会実験という位置づけで800円に値下げされました。

東京湾アクアラインの通行料金の推移(千葉県の公式サイトから引用https://www.pref.chiba.lg.jp/doukei/aqualine/documents/20years-koutsuryo.pdf)

 2014年に国と千葉県の負担を前提にした値下げ継続が決まりました。割引分は、国と千葉が年約5億円ずつ負担しているため、2019年以降、3年ごとに国と千葉県で協議することになっています。

 千葉県によると、料金値下げ前の2008年の交通量は1日あたり2万800台でしたが、2020年には約2.1倍にあたる4万4100台にまで増えています。ただし、交通量が増えるにつれて渋滞も起きやすくなりました。

 東日本高速道路(NEXCO東日本)とNTTドコモは、全国の高速道路情報サイト「ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ」で東京湾アクアラインの渋滞予測を公表しています。

 浮島IC~木更津金田ICのアクアラインの通行料金は次の通りです。

ETC割引料金 現金での通行料金
軽自動車等(バイクも) 640円 2470円
普通車 800円 3090円
中型車 960円 3700円
大型車 1320円 5090円
特大車 2200円 8490円

※土日・祝日の「二輪車定率割引」について東京湾アクアラインでは適用されませんが、走行距離の判定には含みます。

 東京湾アクアラインの通行料金の割引は、2021年度末に期限を迎えていました。千葉県が要望し、継続が決まりました。今回合意された割引は、2022年4月1日から2025年3月31日までです。

 国交省と千葉県は7月22日から2024年3月31日まで、ETC搭載車を対象に料金変動制(ダイナミックプライシング)を試験導入します。国交省は少なくとも2024年度末まで継続する予定です。

 上り線(川崎方面)限定で土日・祝日の13時〜20時を1200円に上げ、夜間は600円に下げる予定です。ETC時間帯別料金は以下の通りです。

平日上下線・土日祝日(木更津方面行下り) 土日祝日川崎方面上り0~13時 土日祝日川崎方面上り13~20時 土日祝日川崎方面上り20~24時
軽自動車等 640円 640円 960円 480円
普通車 800円 800円 1,200円 600円
中型車 960円 960円 1,440円 720円
大型車 1,320円 1,320円 1,980円 990円
特大車 2,200円 2,200円 3,300円 1,650円

 東京湾アクアラインは、木更津側、川崎側からとも、中間地点に位置する海ほたるでUターンして戻ることができます。海ほたるでUターンする場合、料金は、東京湾アクアラインの片道料金となります。

 詳しくは、海ほたるの公式サイトで確認してください。