目次

  1. 相国最中・おこじゅの「紀の国屋」、5月に自己破産
  2. 菓子箱を製造してきた池田屋紙器製作所とは
  3. 在庫の菓子箱の特徴

 「相国最中」「おこじゅ」などの看板商品を多摩地区や神奈川県の百貨店や駅ビルへのテナントなど23店舗を展開してき老舗和菓子店「紀の国屋」は2022年5月16日で自己破産すると公式サイトで発表しました。

 この紀の国屋に菓子箱を納めていたのが、池田屋紙器製作所です。

 池田屋紙器製作所(吉田稔代表)は1959年設立。パッケージの企画、デザインから製造販売までを手がけてきました。多摩地域が主な取引先といいます。

池田屋紙器製作所の製造現場(同社提供)

 そんななか、突然、紀の国屋の廃業の報が入りました。紀の国屋向けだった在庫は約5.8万箱に上るといいます。

 売り上げの半分が紀の国屋だったため、吉田さんの孫がInstagramで活用してくれる事業者を探しています。「新たな取引をしていただける企業さんや個人でハンドメイド販売をしている方など取引先を早急に探さないといけないとみたいです。和菓子のみでなく、どんなものにも対応させていただきます」と投稿しています。

私のひいおじいちゃんから代々引き継がれている

【池田屋紙器製作所】

創業63年。当初からの取引先だった紀の国屋が16日に倒産してしまいました…。

急なことだったので、現在も工場には在庫がたくさん残ってしまっています。。

頑丈な箱だから家で入れものにしたり再利用できる、と評判もあった箱でした。

ひとつひとつ手をかけて従業員が造った箱です。

これが無駄になるだけで辛いです… なにか手はないかな? 捨てるだけでもお金や手間がかかる。 それなら必要な人に使ってほしい…!!

一つからでもいいので、紀の国屋の化粧箱を使ってくれる方いませんか?!

Instagram

 在庫の菓子箱は、ピンクや水玉などの柄入りで複数の大きさがあるといいます。

池田屋紙器製作所の在庫の箱

 池田屋紙器製作所はオンラインショップを開設し、販売を始めています。また、Twitterを開設しており、6月28日時点で残り3.7万個だと公表しました。