目次

  1. ブラックサンダーとは
  2. ブラックサンダー、2023年3月から値上げ

 有楽製菓の「ブラックサンダーファンサイト」によると、ブラックサンダーとは、ココアクッキーとプレーンビスケットをチョコレートでコーティングしたお菓子です。

 発売開始は、1994年。商品名は、材料のココアクッキーや見た目の黒さから「ブラック」、子供に人気なもの=戦隊モノというイメージから「サンダー」となったそうです。

 しかし、1995年には販売が振るわず一度生産を終了しました。復活を望む声をうけて96年に販売を再開したものの、厳しい時期が続きました。

 風向きが変わったのは、3代目パッケージとなった2003年以降。大学の生協で人気が広がり、ベストセラーの書籍『生協の白石さん』で取り上げられた2006年には年間販売個数が2000万個を超えました。

 2008年には、体操選手がブラックサンダーを「好き」と公言したことで、年間販売個数が4500万個を突破。2009年には年間1億個に達しました。

東京メトロの新宿駅地下通路に設置されたキャンペーン広告(2013年2月、朝日新聞デジタルより引用)

 その後も「ひと目で義理とわかるチョコ」のコピーを打ち出した2013年のバレンタインなど、ユニークな企画で話題を集めました。CSRにも力を入れており、2025年までに児童労働撤廃に取り組む原料「スマイルカカオ」へ切り替えることを目指す活動が注目されています。

 有楽製菓は1月17日、「価格改定及び内容量変更のお知らせ」を発表しました。値上げ理由について次のように説明しています。

 「品質を維持しながらこれらのコストアップを吸収すべく、経営の合理化や経費削減等の企業努力を図ってまいりましたが、従来の価格を維持することが困難な状況となりました」

 値上げと内容量を減らす対象製品は次の通りです。

値上げする商品の一覧

 値上げする商品は、「ブラックサンダー」など15品です。白いブラックサンダーなど地域限定の9商品は2023年3月1日出荷分から値上げとなります。そのほか、ブラックサンダーなど6商品は2023年3月20日発売分から対象となります。

対象商品 商品数 改定率
ブラックサンダー各種 4 8.3~16.7%
ビッグサンダー 1 16.0%
チョコケーキ 1 16.0%
地域限定サンダー 9 10.7~11.3%

内容量を減らす商品の一覧

 内容量の変更は7商品です。2023年3月20日発売分から対象となります。

対象商品名 内容量の変更
ブラックサンダーミニバー 173g→158g(個装紙込)
ブラックサンダーミニバー 145g 145g→133g(個装紙込)
ブラックサンダーミニバー アーモンド&ヘーゼルナッツ 143g→130g(個装紙込)
ブラックサンダーミニバー カカオ 72% 155g→143g(個装紙込)
いちごのサンダー ミニバー 140g→128g(個装紙込)
ブラックサンダー ひとくちサイズ 55g→48g
チョコケーキ mini  7袋(14枚)→6袋(12枚)