目次

  1. デジタル化進むコンビニの未来に「アナログ対応」
  2. 踊り場を突破するオーナーの「顧客の創造」
  3. 都心部で顕在化した買物困難地域
  4. ネットにない移動販売車の魅力
  5. コンビニ流こども食堂の実際
  6. 残るのは顔の見える店主の店

 コンビニ店舗の生産性向上は差し迫った課題です。コロナ禍で一服した人手不足も、これから顕在化してきます。

 チェーン本部は作業人時の削減と売上の拡大に最新デジタルを用いています。

 例えば、AIを用いた発注支援、(スマホレジ含む)セルフレジの導入、品出しロボット、アバターの採用、ネットコンビニ、デジタルサイネージなどにより、店舗運営の合理化に取り組んできました。

 その一方でコンビニには、アナログ対応が、いっそう求められると筆者は考えています。

 今回紹介するのが「移動販売車」と「こども食堂」です。移動販売車は、店の商品を車に積んで、移動先にお客を集めて販売する方法、こども食堂は、近隣の子どもと保護者を対象に、店のイートインスペースを活用してコミュニケーションの場をつくる取り組みです。

 “本業”の売上や利益から見ると、大きな効果が即効で得られるわけではありません。しかし、コンビニの未来を考える上で、店主とお客の密接な関係が生まれる重要な鍵となるのです。

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