目次

  1. 情報処理技術者試験とは
  2. 応用情報技術者試験(AP)とは
  3. 高度試験とは
    1. ITストラテジスト試験(ST)とは
    2. システムアーキテクト試験(SA)とは
    3. ネットワークスペシャリスト試験(NW)とは
    4. ITサービスマネージャ試験(SM)とは
  4. 情報処理安全確保支援士試験(SC)とは
  5. 情報セキュリティマネジメント試験・基本情報技術者試験
  6. ITパスポート試験
  7. 受験料は7500円

 IPAの公式サイトによると、情報処理技術者試験は、経済産業省が、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを認定している国家試験です。

 特定の製品やソフトウェアに関する試験ではなく、情報技術の背景として知るべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価しています。

 本質的なITに関する知識を幅広く備えることで、キャリアアップや組織内での担当業務の変更などへの適応力の向上が期待できます。

 応用情報技術者試験(AP:Applied Information Technology Engineer Examination)とは、技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付け、システム開発、IT基盤構築などの局面で活躍できるようレベルアップを図りたいITエンジニア向けの試験です。春と秋の年2回実施予定です。

 試験は9:30~12:00(150分)に、多肢選択式(四肢択一)で80問が出題されます。13:00~15:30(150分)には、記述式で11問が出題されます。試験要綱・シラバスや、過去問題をチェックしてから受験しましょう。

 申し込みは受験者専用サイトへ。

 申込受付期間は年1月17日(金)~2月5日(水)17時です。ただし、点字受験を希望する場合は21日(火)17時まで、点字受験以外の特別措置を希望する場合は28日(火)17時までとなっています。

 春の実施される高度試験は、ITストラテジスト試験(ST)、システムアーキテクト試験(SA)、ネットワークスペシャリスト試験(NW)、ITサービスマネージャ試験(SM)の4種類です。

 高度試験の申し込みは受験者専用サイトへ。

 高度試験の申込受付期間は年1月17日(金)~2月5日(水)17時です。ただし、点字受験を希望する場合は21日(火)17時まで、点字受験以外の特別措置を希望する場合は28日(火)17時までとなっています。

 試験は、いずれも9:30~10:20(50分)に多肢選択式(四肢択一)で30問出題されます。10:50~11:30(40分)にも多肢選択式(四肢択一)で25問出題されます。12:30~14:00(90分)には記述式で3問出題されます。14:30~16:30(120分)は論述式で2問出題されます。

 ITストラテジスト試験(ST:Information Technology Strategist Examination)とは、経営戦略に基づいてIT戦略を立て、ITを活用した事業革新、業務改革、及び競争優位を獲得する製品・サービスの創出を企画・推進して、ビジネスを成功に導くCIOやCTO、ITコンサルタントを目指す人向けの試験です。春の年1回の試験を予定しています。

 システムアーキテクト試験(SA:Systems Architect Examination)とは、システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く、上級エンジニア向けの試験です。試験は年1回実施します。

 ネットワークスペシャリスト試験(NW:Network Specialist Examination)とは、ネットワークの固有技術からサービス動向まで幅広く精通し、目的に適合した大規模かつ堅牢なネットワークシステムを構築し運用できるネットワークエンジニアやインフラ系エンジニア向けの試験です。試験は年1回実施予定です。

 ITサービスマネージャ試験(SM:Information Technology Service Manager Examination)とは、顧客ニーズを踏まえ、日々の継続的改善を通じて安全性と信頼性の高いITサービスを提供し、IT投資効果を最大化できるITサービスマネージャ向けの試験です。試験は年1回実施予定です。

 情報処理安全確保支援士試験(SC:Registered Information Security Specialist Examination)とは、サイバーセキュリティリスクを分析・評価し、組織の事業、サービス及び情報システムの安全を確保するセキュリティエンジニアや、技術・管理の両面から有効な対策を助言・提案して経営層を支援するセキュリティコンサルタント向けの試験です。

 情報処理安全確保支援士試験合格者は、情報セキュリティに関する知識・技能を有するものとして、経済産業大臣から合格証書が交付されます。 情報処理安全確保支援士試験合格者は、所定の登録手続きを行うことで、国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」の資格保持者となることができます。

 筆記により年2回実施予定です。9:30~10:20(50分)は、多肢選択式(四肢択一)で30問出題されます。10:50~11:30(40分)も多肢選択式(四肢択一)で25問出題されます。12:30~15:00(150分)は記述式で、4問出題されます。

 情報セキュリティマネジメント試験、基本情報技術者試験は年間を通じてCBT(Computer Based Testing)方式で実施しています。ただし、身体の不自由等により、CBT方式では受験できない人を対象として4月20日に筆記試験を実施します。

 特別措置申請の期間は1月17日(金)~2月5日(水)17時です。情報セキュリティマネジメント試験(特別措置試験)基本情報技術者試験(特別措置試験)について、それぞれのリンクから申し込んでください。

 ITパスポート試験も年間を通じてCBT(Computer Based Testing)方式で実施しています。身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方のために、4月20日に実施します。詳細はITパスポート試験の公式サイトへ。

 受験料は7500円ですが、情報処理技術者試験は消費税込み。情報処理安全確保支援士試験は非課税となります。