目次

  1. Jグランツのメリット
  2. Jグランツのデメリットや注意点
  3. Jグランツを使った補助金申請の流れ
    1. 補助金一覧から検索
    2. GビズIDを取得
    3. 申請内容を入力して送信
  4. 問い合わせ先

 政府全体で行政手続のコストを減らそうと、電子申請を進める動きが加速しています。その一つ、Jグランツは補助金の電子申請システムです。

 サイトからいつでも、どこでも申請できます。新型コロナの感染予防だけでなく、交通費・郵送費等のコスト削減や、過去に申請した情報の入力や書類への押印が不要になるなど、事業者の手間やコスト削減にもつながります。

電子申請のメリット(Jグランツの操作マニュアルから引用)

 Jグランツは2021年度当初予算で、経済産業省の100以上の補助金が活用できる予定です。対象となる補助金が増えたため、2021年4~5月にかけて、人気の高い補助金の締め切り間際になると、アクセス数の急増などでシステムエラーが起きました。

 申請時に予期せぬトラブルに備えて、なるべく早めに準備しておいた方が安全です。さらに、Jグランツを利用するには「GビズID(gBizID)」と呼ばれるアカウントも必要で、登録に数週間時間がかかることも考え準備をしておきましょう。

 また、InternetExplorerなどの下記以外のブラウザは、申請に添付ファイルが登録されないなどエラーがでますので利用しない方が良いでしょう。

  • Windows:chrome、firefox、edge( InternetExplorerモードは不可)
  • macOS:chrome、firefox、safari
  • Android:chrome

 Jグランツで補助金を申請するまでには主に3つの申請ステップがあります。

補助金の申請ステップ(Jグランツの操作マニュアルから引用)

 申請したい補助金をJグランツの「補助金を探す」のページから検索して探してください。Jグランツで申請できる補助金には、ものづくり補助金小規模事業者持続化補助金サプライチェーン補助金など中小企業・中堅企業に人気の高い補助金が含まれます。

 「補助金を探す」のページでは、業種・従業員数・対象地域のほか、キーワードや利用目的をもとに検索することもできます。

jGrantsの補助金を探すページ

 目的の補助金が見つかれば、ページ下部の「ログインして申請する」を押してください。ログインには、GビズIDのなかでも、補助金申請に必要なgBizIDプライムが必要です。申請書作成や郵送手続きが必要で、取得には2~3週間かかりますのであらかじめ準備しておきましょう。

GビズIDシステムへのアクセス方法(イラストはいずれも経済産業省のGビズIDクイックマニュアルから引用)

 GビズIDを取得してログインできれば申請ページで必要項目を入力し、資料をアップロードして申請してください。押印は不要です。

 Jグランツの操作方法でわからない場合は、公式サイトのチャットボットを利用してください。補助金については、それぞれの補助金事務局に尋ねると良いでしょう。

画面右にあるのがチャットボット