目次

  1. 【1】文化を支えSDGsのその先へ:Dodici
  2. 【2】ビジョン実現のための具体的な手段がわかる:KAPOK JAPAN
  3. 【3】生産現場のカイゼンとSDGsのかけ算:旭鉄工
  4. 【4】時代が追いつくまで耐えた根気:ケイ・システム
  5. 【5】身近な地場産業を支える視点:ヒラサカ
  6. 【総括】SDGsの先が見えた創意工夫
Dodici 代表取締役CEO大河内愛加さん(株式会社Dodici提供)

 日本の伝統文化は世界から注目されています。コロナ後に訪れたい旅先ランキングでも日本が上位に入るのは、やはり素晴らしい伝統文化と歴史があるからです。しかし、それを大きなビジネスチャンスまで高めている事例はあまり多くありません。こうしたなか、この会社が西陣織をうまく現代風にアップデートして世界にアピールしているのは本当に素晴らしいと思います。

 ポイントは東洋と西洋の文化のハイブリッドであり、商品開発には日本とイタリアの素材と文化の良いところをいかしているとのこと。西陣織はフランスのジャカード織機という海外の技術を採り入れて成功したという歴史がありますが、この会社はイタリアという新しい風を送り込むことで、西陣織に新たな歴史を刻んだと言えるでしょう。

(続きは会員登録で読めます)

ツギノジダイに会員登録をすると、記事全文をお読みいただけます。
おすすめ記事をまとめたメールマガジンも受信できます。