目次

  1. 【1】「みんなで議論する」姿勢が強みに:デコルテ
  2. 【2】 そうじをきっかけにニーズを聞き出す:アパート経営の長田穣さん
  3. 【3】正確な課題診断をランチで:トレンドプロ
  4. 【4】行商で気づいた「値付けの重要性」:梅月堂
  5. 【5】ゲリラ販売に表れる行動力:いわい生花
  6. 【総括】わたしが動く、みんなと動く
デコルテ2代目の田中佳李さんは初の自社ブランド「ジュトメンヌ」を立ち上げました

 様々な気づきがある記事です。その中でも一番参考になったのは「みんなで議論する」という姿勢です。従業員が6人と少数精鋭だからできることかもしれませんが、全員で知恵を出し合うことで、会社が一丸となっていることが強みになっています。コロナ禍で売り上げがピーク時対比4分の1になるという危機を乗り越えたのはこの一致団結があってこそと思います。

 また、個性や技術を持った従業員の意見をくみ上げて、それを形にするといったファシリテーションを社長がうまく行っていることが注目されます。こうしたファシリテーションによって、社員全員が意見や知恵を出し合い、自社ブランドの立ち上げやクラウドファンディングも成功させています。特に自社ブランド開発については、OEMのようなコスト削減ではなく、社員全体の熱を詰め込んだ靴を開発し、それを高付加価値商品とすることで、収益性を高めるだけでなく社員が誇りを持てる商品を生み出したことも優れたところです。

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