目次

  1. 【1】外部講師に耳を傾け変化:日本橋梁工業
  2. 【2】苦しいときに磨いたオンリーワン:昭和書体
  3. 【3】新入社員時代の苦労を活用:タミヤホーム
  4. 【4】事業整理と同時に進めた成長戦略:アクラム
  5. 総括:逆境から学ぶ
日本橋梁工業3代目の菊地智美さん(左)と先代で父の義弘さん(注釈のない写真はすべて同社提供)

 親から「継いでくれ」ではなく「助けてくれ」と言われたのが後継ぎになったきっかけとのことでした。「助けてくれ」の言葉にある通り、入社した時は経理などに問題がある状況でした。そして入社したものの、周りは何も教えてくれないという、本当に逆境にぶつかったのが現在の社長です。

 しかし、そこで腐ることなく、自分が出来ることを必死で探し、自らが新たな仕事を作り出したことは素晴らしいと思います。もともと働いていた従業員にとって、社長の家族とはいえ、会社のことを十分に知らない人材です。後継者がそうした従業員に認めてもらうためには、何か付加価値を見せることが重要です。

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