目次

  1. 【1】苦しい時ほど人に会う大事さ:斎藤アルケン工業
  2. 【2】緩やかな衰退から目を背けず改革:臼杵煎餅
  3. 【3】農家のマーケティングを畳屋業界に:大庭畳店
  4. 【4】コロナで生まれた商品が成長のチャンスに:やまちょう
  5. 【5】ローカル店が危機で見せたスピード感:資さんうどん
  6. 総括:危機に即応する、危機に備える
斎藤アルケン工業2代目の斎藤憲嗣さん(写真はいずれも同社提供)

 倒産寸前という会社の危機、離婚という人生の危機に直面してもそこから逃げずに見事に会社を立ち直らせました。この会社の復活のきっかけはケアマネジャーの資格を持った同級生の親が入社したこと。つまり、たった一人の人材の加入がどん底からの復活につながっています。

 実は、苦しい局面にいるとき、多くの場合、人に会うのを避け、一人で考えがちです。ところが、答えは人の中にあります。厳しい時ほど、人に会って協力者を募ることの大事さがわかります。特に中堅・中小企業は一人の存在で大きく変わります。多くの経営者は孤独かもしれませんが、様々な人と交流して、知恵袋、右腕、応援団的な人材を見つけて欲しいものです。

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