2021年10月から変わること 郵便配達日の変更や手数料の変更に注意
2021年10月から郵便の配達日の変更や銀行手数料の値下げ、車検の手数料の400円追加など様々なサービスや制度の内容が見直さます。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除で段階的に緩和も進みます。企業活動で注意すべきポイントを整理しました。
2021年10月から郵便の配達日の変更や銀行手数料の値下げ、車検の手数料の400円追加など様々なサービスや制度の内容が見直さます。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の解除で段階的に緩和も進みます。企業活動で注意すべきポイントを整理しました。
目次
政府は2021年9月30日で、新型コロナの感染拡大防止対策のための19都道府県への緊急事態宣言と8県へのまん延防止等重点措置について、すべて解除することを決めました。
ただし、イベントや飲食店にこれまで要請してきた対応の緩和は段階的に進める予定です。
行動制限の緩和に向けて、ワクチン・検査パッケージを活用した実証実験も始まる予定です。ただし、感染拡大防止との両立は簡単ではなく、慎重に進める必要があります。
日本郵便は郵便法改正で2021年10月2日から一部の郵便サービスを見直すため、普通郵便の土曜日配達が休止となります。取引先と請求書、契約書などを紙と郵送でやりとりしている場合は、これまでの業務を前倒しする必要があります。
ITツールの活用を含めて業務の見直しを検討してみてください。
2021年度の最低賃金は28円アップと大幅に引き上げられ、全国平均で930円となりました。全国で10月から順次適用される見込みです。
インボイス制度(適格請求書保存方式)とは、適格請求書と仕入税額控除に関するルールを定めた制度です。軽減税率の導入に続き、2023年10月に導入されます。
これに向けて2021年10月から、インボイス発行事業者の登録申請の受け付けが始まります。
国土交通省は、2021年10月から車のナンバープレートの取付け角度や装着するフレーム・ボルトカバーの大きさなどの新基準を適用します。新基準は10月1日以降に初めて登録などを受ける自動車に適用されます。
元々は4月からの予定でしたが、コロナ禍で半年延期されていました。
10月からは様々なサービスや制度の料金も変わりますので注意してください。
2024年から始まる車載式故障診断装置(OBD)検査を前に、2021年10月1日から、自動車の検査の際に支払う法定手数料として、技術情報管理手数料が1台あたり一律400円追加されます。
OBDの対象の有無にかかわらず、支払う必要があります。
ウッドショック、アイアンショックと呼ばれる木材・鋼材価格の高騰だけでなく、2021年10月期の輸入小麦の「政府売渡価格」も、2021年度4月期と比べて19%値上げされます。
政府は中国の需要増、作柄の悪化、海上運賃の上昇などの影響があると説明しています。
「情報処理技術者試験」と「情報処理安全確保支援士試験」の受験料が5700円から7500円に値上げされることになりました。
2021年秋から値上げされるのは、情報処理技術者試験などのうち、ITストラテジスト試験など筆記の10試験が対象です。ITパスポートなどコンピューターを使ったCBT方式の3試験は2022年4月から値上げされます。
キャッシュレス決済の一つ、「QRコード決済」の普及を後押ししてきたPayPayの手数料無料が2021年9月で終了し、有料化されます。
一方で、他行宛ての銀行振込手数料については、10月、11月から値下げする銀行が相次いでいます。これは、銀行間の送金を担う「全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)」の使用料が引き下げられることが理由です。多くの地銀やネット銀行も値下げを発表しています。
おすすめのニュース、取材余話、イベントの優先案内など「ツギノジダイ」を一層お楽しみいただける情報を定期的に配信しています。メルマガを購読したい方は、会員登録をお願いいたします。
朝日インタラクティブが運営する「ツギノジダイ」は、中小企業の経営者や後継者、後を継ごうか迷っている人たちに寄り添うメディアです。さまざまな事業承継の選択肢や必要な基礎知識を紹介します。
さらに会社を継いだ経営者のインタビューや売り上げアップ、経営改革に役立つ事例など、次の時代を勝ち抜くヒントをお届けします。企業が今ある理由は、顧客に選ばれて続けてきたからです。刻々と変化する経営環境に柔軟に対応し、それぞれの強みを生かせば、さらに成長できます。
ツギノジダイは後継者不足という社会課題の解決に向けて、みなさまと一緒に考えていきます。