目次

  1. 商品の魅力伝えるSNS、YouTubeを活用
  2. 「顔が見える採用サイト」「ミスマッチ防ぐ情報を」
  3. DXの活用で職人をサポート 補助金も積極活用
鎌倉紅谷代表取締役有井宏太郎さん、 有隣堂広報・マーケティング部長渡邊恭さんとのトークセッション
鎌倉紅谷代表取締役有井宏太郎さん、 有隣堂広報・マーケティング部長渡邊恭さんとのトークセッション

 「中小企業こそ活用すべきSNS・EC」のトークセッションでは、人気商品「クルミッ子」で知られる鎌倉紅谷代表取締役の有井宏太郎さんが登壇しました。

 鎌倉紅谷は、様々なSNSで各1万~9万フォロワーがいます。有井さんは「商品や店舗の情報を伝えるInstagramはコメントを多数いただくので、丁寧に返事するよう心がけています。フォロワーとの接点がより密接なのがXです。(愛のある投稿は)いつまでも見たくなっちゃいますね」と話しました。

 もう一人の登壇者は、YouTubeチャンネル登録者数約27万人の書店「有隣堂」。広報・マーケティング部長の渡邊恭さんは「本の紹介動画で再生数が伸び悩んだ時期もありました。ですが、きちんと商品愛を届けたいと考え、パペットのMCとスタッフやゲストとの素直な掛け合いを通して、ご視聴いただける方が増えていったのです」と紹介しました。

鯉平代表取締役清水亮佑さん、 スリーハイ代表取締役男澤誠さんとのトークセッション
鯉平代表取締役清水亮佑さん、 スリーハイ代表取締役男澤誠さんとのトークセッション

 「若者を引き付ける企業を目指すには 後継ぎ経営者の採用戦略」のトークセッションでは、川魚の卸売りを手がける鯉平代表取締役の清水亮佑さんと、産業用ヒーターを製造するスリーハイ 代表取締役の男澤誠さんが登壇しました。

若手人材の採用に注力した鯉平の清水亮佑さん

 鯉平は生き物を扱うため、早朝勤務が主になります。清水さんは「早朝勤務になることはハローワークなどを通じた採用段階で明確にし、ミスマッチを防いでいます。その分、同世代より高い給与を出し、私の代になってからは年間休日も大幅に増やして120日としました」と語りました。

スリーハイの採用サイトは、社員の表情をたくさん載せています

 スリーハイは自社の採用専用サイトの充実で、人材獲得につなげました。男澤さんは「社員がたくさん出てくるサイトにしています。どんな人が働き、どんな一日を過ごしているかを伝えて、採用希望者に安心して働くイメージを持ってもらうことを意識しました」と話しました。

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